「キャプション」からアートを楽しむ|Michiko Tamura

アーティストがその作品に込めた想いや制作背景を知ることで、アートを一層深く知り、作品に向き合うことができるかもしれません。

今回はMichiko Tamuraさんの作品を一緒に読み解いてみましょう。


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Michiko Tamura


広島県出身、広島県在住のアーティスト。


自然や植物、風景などの美しさ、何気ない日常の中に感じる愛しさに気がつき、絵の中にアウトプットすることで、作者も見た人も癒されることをテーマとしている。

制作する上で大切にしているのは、“全てをコントロールするのではなく、偶然性を生かして絵の具と共同創造していくような感覚で描く”こと。そうすることで、自分の意識の範疇を超えた唯一無二の作品になると信じて活動をしている。


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Mother rain



W545×H740[mm]

岩絵具・水干絵の具

https://casie.jp/artlist/CB00000


▼アーティストより


わたしにとって抽象的表現をする時は、自分の感情と向き合って癒す時間です。

心のままに筆や刷毛やペインティングナイフ、時には手のひらを使い、無意識のうちに現れたイメージを画面に閉じ込めます。

この「Mother Rain」は、「宇宙」あるいは「大地」の母なる存在からの慈愛が、光の雨となって優しく降りそそぎ、わたしたちは子どものように純粋に、ただただ安心していたらいいんだよ、といったイメージを込めました。


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Deep inside



W545×H740[mm]

岩絵具・水干絵の具

https://casie.jp/artlist/CA00117


▼アーティストより


私が抽象画を描く時は、潜在意識と繋がって癒される時間です。

この「Deep inside」は、自分の内奥の世界を覗いて、それと向き合うというテーマで制作しました。自分の中にある深海のような深い世界で、ゆったりと時を忘れて未知の感覚と触れ合うようなイメージで描きました。


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Unconscious roots 01



W275×H275[mm]

岩絵具・水干絵の具

https://casie.jp/artlist/RB03619


▼アーティストより


冬、をテーマに。

枝だけになった植物たちが地中では、着実に根を伸ばして力をためていることに思いを馳せながら制作しました。殺風景で何も物事が進んでいないように見えても、ちゃんと春が来る事を信じられているのでしょう。無駄なことは何も無いとこの絵が力をくれました。


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Dust in the Wind -環-



W369×H369[mm]

アクリル絵具、岩絵具・水干絵の具、その他

https://casie.jp/artlist/RB00974


▼アーティストより


「Dust in the Wind」シリーズは、岩絵具、墨、箔などの日本画の画材やアクリル絵の具を使い、印刷紙や薄い和紙などを貼り付けコラージュした作品です。"思うがまま"に感情をぶつけた勢いをそのまま画面にしています。

黒い布は植物染料で鉄媒染をしたものです。真ん中にある花は、薄い和紙にプロテアの花を描いてコラージュしています。ところどころバーナーの火を使って画面の表面を焦がしています。


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Dust in the Wind -輪-



W323×H323[mm]

岩絵具・水干絵の具、アクリル絵具、その他

https://casie.jp/artlist/RB00973


▼アーティストより


「Dust in the Wind」シリーズは、岩絵具、墨、箔などの日本画の画材やアクリル絵の具を使い、印刷紙や薄い和紙などを貼り付けコラージュした作品です。

"思うがまま"に感情をぶつけた勢いをそのまま画面にしています。

モチーフの花はポピーです。

コラージュの布は植物染料で鉄媒染をしたものです。

ところどころ火を使って実際に焼いたりもしています。


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