言葉にならないものを、私は絵にしています。
自然のうつろいの中にふと立ち上がる、感情や記憶の断片。
植物のシルエット、枝の重なりのリズム、記憶の中の風景――
そんな一瞬の“気配”をすくい上げ、かたちにすることが私の表現の核です。
まずは手を動かしてみる。絵の具を重ねたり、削ったり、にじませたり。
そのうちに、自分の奥深くにあった感情や思考が、静かに輪郭を持ち始めます。
私は絵を通して、いつも心の深層と対話しています。
日本画という伝統的な技法を学びながらも、私の作品は決して“きちんとした日本画”ではありません。
金や銀、岩絵具や墨、時には和紙のにじみや素材そのもの...
言葉にならないものを、私は絵にしています。
自然のうつろいの中にふと立ち上がる、感情や記憶の断片。
植物のシルエット、枝の重なりのリズム、記憶の中の風景――
そんな一瞬の“気配”をすくい上げ、かたちにすることが私の表現の核です。
まずは手を動かしてみる。絵の具を重ねたり、削ったり、にじませたり。
そのうちに、自分の奥深くにあった感情や思考が、静かに輪郭を持ち始めます。
私は絵を通して、いつも心の深層と対話しています。
日本画という伝統的な技法を学びながらも、私の作品は決して“きちんとした日本画”ではありません。
金や銀、岩絵具や墨、時には和紙のにじみや素材そのものの表情も味方にしながら、偶然の力に身を委ね、音楽のように自由に描いています。
テーマにしているのは、「変わりゆくものの中に宿る美しさ」。
鮮やかに咲き誇る花も、色を失ったドライフラワーも、風に揺れる木々のシルエットも。
すべてに“いつか消えてしまうもの”の儚さと、それゆえの輝きがあります。
具象的なモチーフの作品を中心に描いていますが、Casieでは抽象表現にも取り組んでいます。
現在、抽象作品はCasieでのみ発表しており、色やかたち、絵の具の質感を通して、感情の揺らぎや、心に残る風景の記憶を表現することを大切にしています。
現在は広島を拠点に制作しています。
私の絵が、誰かの心の中にそっと寄り添い、
ふとした瞬間、自分の内側の静けさに触れるきっかけになれたら――
そんな願いを込めて描いています。