アートの定期便 Casie for you ユーザーさんの声|毎月届くアートで感じる季節のうつろい。創作の背景に思いを馳せて

コンシェルジュがご要望を伺い、毎月"あなたのためだけ"に作品をセレクトしてお届けする「アートの定期便 Casie for you」。


実際にこのプランをご利用いただいている方に、お話を伺いました。


コンシェルジュとのやりとりや、自分で選ばないからこそ生まれる作品との出逢い、楽しみ方や発見など、アートと豊かに暮らすヒントを見つけてもらえたら嬉しいです。


〈今回お話を聞いた方〉

だいきさん

東京都在住。フリーランスライターとして働く20代男性。とある友人との出会いが、アートに関心を持ったきっかけ。引越しを機に、余白のある壁に絵を飾ろうと思い立ち、「Casie for you」の利用を始める。



アートに関心を持ったのは、絵を描いている人と仲良くなったから


ー サービス開始当初から「Casie for you」をご愛用いただいているだいきさん。だいきさんがアートに興味を持った、最初のきっかけを教えてください。


アートに興味を抱いたのは、実はここ3、4年のことです。その頃に仲良くなった友人が絵を描いている人で、彼との出会いがアートに関心を持ったきっかけでした。


ある日、彼から一枚の絵をいただいたことがあって。ポストカードほどの小さなものでしたが、僕のことを想って描いてくれたんだなと、とても嬉しかったことを覚えています。それを機に、色々な展覧会や美術館に足を運ぶようになりました。



ー ご友人との出会いで、アートに対する印象が変わったのですね。


はい。彼と出会う前は、アートの価値を理解することができなかったんです。そもそも関心を示すことすらありませんでした。


そんな僕ですが、彼との出会いを通して、アーティストが真剣に描いている姿を目の当たりにし、完成するまでの背景やストーリー、そこにかけた想いに対して、大きな価値を感じたんです。



ー 興味を持つと同時に、アートへの価値観が一気に変わった出来事だったのですね。


そうですね。本当に大きく捉え方が変わりました。


実際にアートを購入してみようと、色んな個展や美術大学の文化祭を訪れたりもしました。でも、一点物のアートは即購入できる価格ではなく…。それだけ価値があるものだとは分かっていても、購入した後に僕自身がその絵をずっと好きでいられるかと考えると踏みとどまってしまって。


そんな迷いを繰り返していたときに、Casieに出会いました。



ー Casieを知っていただいてから、サービスを利用しようと思ったきっかけを教えてください。


もともとサービス自体は気になっていたので、ちょうど引越しのタイミングに思いきって始めてみました。それに、家にはあまり家具を置かないタイプなので、余白になっている壁が物寂しく感じて。部屋に色を添えるためにアートを飾りたいと思ったことも、サービスを利用し始めた一つのきっかけです。


購入するのは少しハードルを感じますが、レンタルなので気軽にアートのある暮らしを楽しめるのは嬉しいですね。今はとても満足しています。



《ウクライナ・アンドリーチャーチ 》ナガサワ ヒロシ



変わり映えのない日常で、毎月届くアートから季節の彩を感じたい


ー ご自身の好みや空間に合わせてご自身で選ぶこともできる中で、だいきさんが「Casie for you」のプランを利用している理由を教えてください。


自分で選ぶと、僕好みの作品しか選ばなくなるだろうと思っていて。それはそれで好きな作品が楽しめるから良いのですが、毎月誰かがセレクトした絵が届くのも、ワクワク感があって面白いと思ったからです。


「Casie for you」は、僕と価値観が違う方、はたまた感性が似ている方など、色んな方が選んだものを楽しめるところに魅力を感じています。ある程度リクエストしながらも、僕の中にあるちょっとした冒険心が満たされるアートが届くので、毎月とても楽しみにしています。



2023年1月にお届けした作品。《雪どけ》eclat-misa



ー アートとの出会いを純粋に楽しんでくださっているのですね。毎月こだわってリクエストしているポイントはありますか?


季節を感じられる絵を意識してリクエストしています。というのも、毎日働いていると一年があっという間に過ぎ去り、四季を感じることすらできていなかったんです。僕は在宅ワークが中心なので、家で過ごす時間がどうしても多くて。だから、忙しい日々の中でも季節を楽しむ工夫をしたいと思い、アートにそれを求めるようになりました。


リクエスト通りにアートをセレクトしてくださるので、毎月アートが届くたびに「あ、そろそろこんな季節か」と気づくきっかけをもらっています。毎日鑑賞に浸ることはしませんが、アートのおかげで季節毎の思い出ができている気がします。飾っていたアートから日々を思い出すといいますか。ただ過ぎゆくだけでなく、アートとともに日々の出来事が記憶に刻まれていくことを実感しています。



ー 素敵なアートとの付き合い方ですね!季節の移り変わりとともに心境の変化も感じられそうです。


はい。それも「Casie for you」の良さだと思っています。作品が入れ替わるタイミングが、僕自身の気持ちの切り替えにもなっていてありがたいです。


僕は抽象画が好きなのですが、たまに自分の選択肢にならなさそうな作品が届いたりするのも新鮮です。例えば、nâさんの《迎春(グラデーション)》という作品が届いたときがそうでした。自分だったら絶対に注文しないだろうなと思いながらも、時間の経過とともに、愛着が湧いてきたんです。最初はなんとなく飾っていましたが、だんだん鶴の顔が可愛く見えてきて(笑)。印象の変化を楽しむのも、いい体験でした。



《迎春(グラデーション)》nâ



コンシェルジュからの直筆メッセージ



なぜこの絵を描いたのか?制作のストーリーを知ることが楽しい


ー これまでにお届けしたアートの中で、特に印象に残っているものを教えてください。


山口温子さんの《Sail away before dawn》という作品が、とても印象深かったです。僕自身はセレクトしない雰囲気のアートだったので、新しい感性との出会いに嬉しく思ったことを覚えています。なによりこの作品は、糸を紡いで描かれたものだということに驚きました。「どうして糸を紡ぐようになったのだろう?」と気になって、アーティストさんのInstagramをつい検索してしまったほどです。



《Sail away before dawn》山口温子



コンシェルジュからの作品紹介



ー そういった背景に注目するのも、だいきさんのアートの楽しみ方の一つなのですね。


そうですね。制作のストーリーはとても気になります。なので、同梱されているコンシェルジュさんからのメッセージカードに書いてある「作品のポイント」が実は密かな楽しみになっています。それらをヒントに、実際にアートの中から、アーティストの想いの片鱗を探すことも楽しいです。



ー アートに興味を持ったきっかけとも、どこかリンクするものがあるような気がします。


確かにそうかもしれませんね。「僕自身がどんなアートが好きか」はもちろんですが、「作品にどんな想いが込められているのか」といったことを含めてアートを楽しみたいのかもしれません。


でも、これは原画だからこそ感じられる体験だと思っています。立体感や質感を楽しめるのはもちろん、その背景を知ることで、自分の中に作品を落とし込んでいます。



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