アートは生活必需品ではないけれど、アートと暮らす人だけが知っている、特別な「発見」や「楽しみ」があるはず。この記事では、「Casieのある暮らし」のさまざまなカタチを紹介します。
今回お話を伺うのは、ご夫婦で住む30代の梅澤さん。茶トラ猫の來(らい)ちゃんと暮らしながら、Casieで借りた1枚目の絵を飾っている梅澤さんに、アートとの暮らしについてお伺いしました。
ちょっといいもの、の一つとして絵画を暮らしに
夫婦2人とも元々北欧のインテリアが好きで、器だったり、家具だったり、一つずつ気に入ったアイテムを揃えていくなかで絵も暮らしに取り入れたいなと思ったんです。20代から30代になって、ちょっといいものを持ちたいな、本物を持ちたいな、という感覚を持つようになりました。そんななかでCasieを知り、2人で相談してみて、値段も手頃だったので始めてみようと決めました。
うちには猫もいるので、額付きの絵がいいね、それにやっぱり額があった方が「絵を飾った感」も出るからいいよね、と話していました。
借りる絵を決めたのは妻です。Casieで絵を借りるまでは、妻の絵の好みをそんなに聞いたことはなかったんです。なんとなく色の好みくらいは聞いたことがあったのですが、実際に選んでみると抽象的な絵が好きだったことを初めて知りました。
ついに届いた絵と、意外な猫の反応
絵が届いたときには「ついに来たな!」と思いました。2人とも家にいるときに届いて、どこに飾るか、どこにピンを押すか相談するところから、絵を飾ることに関しての共同作業は初めての体験でした。
いざ飾ってみると、そんなに違和感がない、というのが予想外でした。絵を飾るとなると買うことになるだろうから、とかなりハードルを高く感じていたんです。でも飾ってみると、感じていたハードルの高さに反して違和感がなくて、穏やかに部屋に馴染んでくれていました。ポジティブな変化でいうと、今住んでいる家が1LDKで少し狭く感じているのですが、壁に一つ絵を飾ると雰囲気が変わって部屋が広く、深みが出たように感じます。
もう一つ意外だったことは、猫がもっと絵を触ったり気にするかなと思っていたのですが、すぐに慣れてしまったことですね。むしろ飾る前は心配しすぎていたな、と今になって思います。
猫のいる生活で、ないものの絵を飾りたい
猫と暮らしているぶん、どうしても暮らしに取り入れられないものもあるんです。例えば観葉植物だったり、生花だったり、コーヒーだったり、食べてしまって危ないもの。そういった猫にとってダメなものを絵で取り入れるのも楽しそうだなと思います。お花の絵や、カフェっぽいコーヒーの絵だったり……それから、動物を飼っているとあまり長く家を空けられないという意味では海外の風景画もいいですね。まだ行ったことがない、憧れの北欧の絵も良さそうです。
また妻と2人で相談しながら次の絵を決めていきたいです。