導入事例|株式会社テレビ東京ダイレクト

“誰かを想う気持ち”が形になる、アートのある職場


取材にご協力いただいた方

管理本部 統括プロデューサー 尾崎さん

管理本部 総務人事部 秋元さん


導入の背景:役員判断で始まり、総務が担う日常へ

テレビ東京ダイレクトでアートを導入したのは、役員の「オフィスを良くしたい」という判断がきっかけでした。


秋元さん

「最初は当時の担当役員から確認だけ求められて、その後『任せるよ』と言われて。そこから選定や設置は私が担当するようになりました。自分の好みで選ぶのではなく、社員や来客にとって素敵に感じられるかを大事にしています。」



その後、導入を主導した役員の退任時に「継続するかどうか」の検討もありましたが、別の役員が『いいんじゃない、続けよう』と後押ししたことで利用が続いています。


尾崎さん

「決裁として重視したのは、“導入しやすさ”でした。予算の枠内でオフィス改善ができ、運用も安心できる仕組みであることは大きなポイントです。」


選定の軸は「自分ではなく、誰かのために」

会議室3点とリフレッシュルーム1点、計4作品の契約。これらの選定から交換・設置まで、すべてを秋元さんが一人で担っています。



秋元さん

「社員や来客が気持ちよく過ごせるようにと思って選んでいます。まずは部屋の広さに合わせてサイズを決めます。大きな会議室に小さい作品だと寂しく感じますし、逆にリフレッシュルームは明るめで楽しい雰囲気が合う。会議室は真面目な場なので派手すぎない作品を選ぶようにしています。季節感も意識して、春なら明るい色、夏なら涼しげな色を取り入れることもあります。そして、過去に選んだ作品とかぶらないようにするのもポイントですね。」


日々の選定や入れ替え作業の背景には、常に「職場の誰かが気持ちよく働けたらいいな」という思いがありました。


職場に生まれる小さなドラマ

オフィスに飾られた絵は、日常の中で小さな物語を生み出しています。


社長は「右肩上がりになるように」と額をわずかに傾けて飾るこだわりを持ち、縁起を担いでいます。



社員も絵が変わるたびに「今回これか!」と気づいて声をかけ合い、会話が生まれます。若手スタッフからは「絵が変わるとリフレッシュできるし、話題づくりにもなる」との声があり、別のスタッフからは「いろんなテイストがあって飽きない」との感想も聞かれました。


アートは装飾にとどまらず、働く人の気分を切り替えたり、同僚同士のやりとりを自然に生み出したりする存在になっていました。


法人導入だからこそ実感できる「安心」と「信頼」


安心の運用設計

梱包材は毎回新しいものが届き、開梱から返送までのフローが整備されているため、初めての導入でも戸惑うことが少ないといいます。秋元さんは「最初はどうやって綺麗に戻せばいいか悩みましたが、慣れてしまえば問題なく対応できます」と語ります。


予算の見通しやすさ

月額料金の中に交換費用まで含まれているため、予算を管理する上での「読みやすさ」が大きな安心材料になっています。


アーティストへの還元が共感につながる

利用料の一部が作家に直接還元されている仕組みについて、尾崎さんは「素晴らしい仕組みだと思いました」とコメント。導入の決め手はあくまで実用性でしたが、その後に知る“作家を応援できる”という文脈が、サービスへの共感をさらに強めるきっかけになっています。



アートが可視化しているのは “誰かを想う気持ち”


今回の取材で印象的だったのは、アートが単なる装飾以上の役割を果たしていることでした。社員が「今回これか!」と声をかけ合う瞬間や、社長のちょっとしたこだわり、来客との会話のきっかけ。そうした場面には、職場の誰かを思う気持ちが自然とにじみ出ています。アートはその思いやりを形に変え、日常に小さな物語を添えるきっかけとなります。


※本記事は2025年9月に公開されたもので、掲載期間は1年間を予定しています。