クリニックにアートを飾ることで生まれるストーリーがあります。
今回は実際にサービスをご利用いただいている、有隣メンタルクリニックさんのスタッフの方にお話をお伺いしました!
ーまずは、院内に絵画作品を飾ろうと思ったきっかけについてお聞かせください!
院長先生は元々アート好きの方で、院内のあらゆる場所に絵を飾っています。
小さいものは葉書サイズから、大きいものだと一畳分サイズのものまで様々な作品を飾っているのですが、あるときふと「待合室の絵はCasieの絵を飾ってみたい」とおっしゃったんです。
それからすぐに資料請求をして、Casieの利用がスタートしました。
初回レンタル作品を飾ったところ
ー院長先生は元々アートに造詣が深い方なのですね!「待合室の絵はCasieで」というのは、どのような意図があったのでしょうか?
はっきりとした意図を確認したことは無いのですが、利用していて感じる魅力は「交換ができる」というところですね。
クリニックは月に1、2回ペースで通院される方も多くいらっしゃるので、こまめに作品が変わるというのは患者さんにとっても楽しんでもらえる要素のひとつかと思います。
患者さんの中には「新しい作品のお花素敵だね」「この作品の作者はどういう方なんですか?」等とお声がけして下さる方もいるので、アートが会話のきっかけになることもあります。
作者さんについては、作品に同梱されている「アーティストプロフィール」をお見せしながら「こういう方が描かれているみたいですよ!」とお伝えしています。
また、スタッフも新しい作品が届く事をとても楽しみにしていて、交換するごとに感想を言い合っています。
ーアートが院内でのコミュニケーションのきっかけになっているなんて素敵です!スタッフの方はどんなふうにアートを楽しんでくださっているのですか?
クリニックは何かしらの健康不安を抱えた方がご来院される場所なので、明るく賑やかにとはいきません。
業務量も多いので自然と気が張ってしまいますが、そんな中でも待合室に飾っている作品がふと目に入ることで心が和む瞬間をつくれるのがいいなと思っています。
作品選びは基本的に私が担当しているのですが、迷ったときや選んでいるときに他のスタッフが近くにいるときにはパソコンの画面を見せて「どれがいいかな」と相談して決めることもあります。
直近で選んだ作品もスタッフと一緒に決めたのですが、「さざ波の音が聞こえるようだね!」と届くのを楽しみにしていました。
そして実際に届くと「癒されますね」ととても気に入っている様子でした。
やっぱり自分で選んだ作品は、届くのも楽しみですし届いてからも楽しいですね。
私はピンクや水色などの淡い優しい色が好きなので、クリニックの雰囲気に合っていてなおかつ好きな色味の作品だと余計に愛着がわきます。
さざ波の音が聞こえてきそうなアート
ー自分で選んだ作品が届くのってとてもわくわくしますよね!院内のスタッフさんは元々アート好きな方が多いんですか?
いえいえ、実は全くそんなことは無くでして、私は昔から描くのも見るのもあまり縁が無いタイプでした。
院内で飾る作品を選ぶようになってから少しずつアートというものへの関心が高まってきて、「素敵だな」「楽しいな」と思えるようになった、というのが正直なところです。
交換のタイミングが近づくとCasieから「作品提案」が届きます。
色味やジャンルが毎回季節感を考慮したものなので、その中から選べるのは利用しやすいポイントのひとつです。
当クリニックは2ヶ月に1回の定期交換プランを利用しているので、交換タイミングはスタッフみんなが把握しています。
新しい作品の到着日当日は、ヤマト運輸のドライバーさんが来るなり「こちらです!」と作品保管場所である裏口の扉に案内します。
作品到着後は「今飾っている作品」を梱包して返送の準備をし、「新しい作品」を設置しますが、こちらもスタッフみんなでテキパキと声を掛け合いながら行います。
絵を見て感想を言い合うというコミュニケーションもありますが、設置・撤去のときもコミュニケーションが生まれるのでみんなプチイベントとして楽しんでいます。
設置のときにいなかったスタッフも、次の出勤時に「作品変わったんですね!」とすぐに声を掛けてくれます。
ーアートにまつわる素敵なエピソードがたくさん生まれているのですね!印象に残っている作品はありますか?
どの作品もそれぞれに楽しんできましたが、例えば海外の風景をモチーフにした作品を飾ったときには「空間の雰囲気とぴったりだね」と感想を言い合ったことがありました。
待合室の壁はタイルが貼られているデザインなのですが、作品の中の石畳と壁が繋がっているような錯覚になって楽しかったです。
患者さんが待合室で過ごされる際はスマホを操作している方がほとんどなのですが、ぼーっと絵を眺めていらっしゃる方もいて、そういうときはなんだか嬉しくなります。
院長先生は診察室にいることが多いのですが、たまに待合室を覗いてくださるときは「いい作品だね」と声を掛けてくれます。
自分が選んだ作品で、自分も周りの人も楽しんでもらえるのは素直に嬉しいです!
クリニックにいらっしゃる皆さんが癒され・楽しんでいただけるような作品を、これからも楽しみにしています。
ー有隣メンタルクリニックさん、お話を聞かせていただきありがとうございました!