Planet, Op.34(翼　緑青)

インスピレーションを与え、繋げていく。五感を刺激するアート

幼少期から、両親の影響で音楽やクラシックバレエなど様々な芸術に触れる生活を送る。そんな色々な方面からインスピレーションを受け、描く作品が、グループ展やwebなどで様々な層から支持されるアーティスト。現在は自身のデザインオフィスを持ち、イラストや挿絵、グラフィックデザインの仕事をしながら、創作活動を行う。

あべさんの作品には様々な「芸術」が詰まっている。それは音楽であったりクラシックバレエなど様々な芸術。そこからインスピレーションを受けて、作品を描くことが多いという。自身が色々な芸術に触れ、そこで観たものや聴いたものを自身の絵画に繋げているからこそ、そんな誰かの「きっかけ」になる作品を作りたいという。

- 作家の感情を押し付けるのではなく、知りたい人だけにこっそり知らせる。観る人の解釈で構わない、もしそれが自 身の思い描いていたものと大きく違ったとしても。だからこそあべさんは、作品を展示する際にも、作品の説明は小さ くしておくという。読みたい人だけに読んでもらえたらいいんです。だから本当に目を凝らさないと見えないくらいに小さいサイズにしています(笑)

- 今後の活動展開をお聞かせください。
即興舞踊とか、ライブペイントとか、色々な芸術が融合するイベントをしてみたいです。もちろんそのテーマは「五感で感じるアート」。色々な人それぞれの方法で表現し、それがまた誰かのインスピレーション源になる。なんて素晴らしいことなのだろうか！

-作品コンセプト-
Planet
Art imitates nature.
And art can surpass nature.
The universe is full of metaphors.

芸術は自然を模倣する。
そして芸術は自然を凌駕することができる。
宇宙には暗喩が満ちている。

その星が照らすのは暗闇ばかりではない。光の中でなお光り輝き、流れの中でなお、自ら流れを作る星。
　地球？水星？木星？まだだれも知らない名前のない星？
このPlanet は敢えて特定の惑星を想定したものではなく、見る人のアイディアによって自由な発想で愉しんでもらえたら、と思っています。
「まあるく切り取った宇宙の中に星々が見える」って想像するのもいいし、「ではみなさんは、そういうふうに川だと言いわれたり、乳の流れたあとだと言われたりしていた、このぼんやりと白いものがほんとうは何かご承知ですか？」といった、文学に想いを馳せるのもいいかも。
　たくさんの星々をお部屋の中に並べるワクワク感、そこから生まれるアイディア、または生まれるかもしれないという微かな胎動のような希望‥。