今週のPICK UP ARTISTをご紹介|加藤 美稲

皆さまこんにちは、Casie編集部です。

今週もたくさんの素敵な作品と出会うことができました!


今回はそんな新しいアーティストの中から、加藤 美稲さんにインタビューをさせていただきました。

作品の魅力がたっぷり詰まった記事となっております😊是非最後までお楽しみくださいませ。


加藤 美稲
岐阜県出身のアーティスト。大学では建築学を勉強し、そのまま院へ。卒業後、建設会社設計部にて建築設計に携わる一方で画家活動を続ける。
”身近に飾れる絵”をコンセプトに作品を描き、陽光感じる温かな写実表現が魅力的。観者の心にふとゆとりをもたらすような、癒しの風景画。
instagram:@painter_yoshine


Casieにてレンタル可能な作品


サンジミニャーノの道



サイズ:H52.7cm × W41.3cm

使用画材:透明水彩


塔の町として有名なこの町。
空に向かって聳え立つ塔は圧巻です。でも絵を描いてみて思ったのです。
塔に向かうこの道はどこへ続くのだろうか?
そうだ、きっと中世へのタイムトンネルの入口に違いない。


君の歩いた道


サイズ:H32.0cm × W26.0cm

使用画材:透明水彩


私の妻は「路地」好きです。
三角屋根とカラフルな外壁が続くローテンブルクの路地…彼女が見逃すはずはありません。私を放って走り出す彼女の後ろ姿がほほえましく、思わずスケッチしました。


ローテンブルクの雲


サイズ:H41.2cm × W52.6cm

使用画材:透明水彩


ローテンブルクはドイツで最も観光客が多い町。
中世を思わせる建物のデザインは見事に統一されています。
赤い屋根、ハーフティンバーのカラフルな外壁、豊かな緑…。
しかしそんな美しい村は実は現代の村人たちの努力によって支えられているようです。
この日は快晴にあらず。流れる雲の姿がとても面白い。
ふと感じたのです。「この雲はかの時代から来たに違いない」と。


シエナの陽光


サイズ:H52.6cm × W41.2cm

使用画材:透明水彩


この町には建物の「個性」はありません。
街は中世からレンガと石と漆喰で造られ壊され、風化して今の姿になったようです。そんな街を真夏の陽光が照らす時、その光と影は町の「歴史」が描いたシルエットそのものだと感じてしまうのです。




加藤 美稲さんにインタビューしてみました


──加藤さんが作品を制作するきっかけとなったエピソードなどありますか。


小学生のころ、市の写生大会で最優秀賞をいただきました。

その時の賞品が真新しい「お絵描きセット」。嬉しくてたまらず、それ以来絵を描き続けている気がします。


──加藤さんの作品は自然な光が感じられる透明感のある色彩が素敵です。使用している画材のこだわりについてお聞かせください。


かつて私は油絵を描いていましたが、現在は透明水彩を好んで使用しています。

理由は2つあり、1つは単純に画材の扱いやすさにあります。油絵は絵具や溶き油の匂い、使用後の絵具やパレットの処理、キャンバスの保存場所等に気を遣わねばなりません。

その点、水彩画はそんな煩わしさはなく、広い画家の為の専用のアトリエが無くとも、書斎でも、リビングでも、勉強部屋でも紙と絵具と水があれば作品が仕上げられるからです。

「身近に飾れる絵」が制作コンセプトの私には最適の素材なのです。

もう1つは表現上の理由です。

油絵は透明色、不透明色を駆使することにより抽象も写実も無限の可能性があると思っています。

しかし水彩画、特に透明水彩にはそんな油絵でさえむつかしい独特の表現が可能だと思っています。

具体的に言えば水彩紙と絵具と水、さらにそれらが画面上で時間の推移とともに混じり合う繊細な滲みやぼかしの表現は透明水彩独自の表現だと思っています。


──透明水彩の魅力がとても伝わりました!制作がし易いという話がありましたが、もし良ければ制作されている環境やルーティンなど教えていただけたら嬉しいです。


制作環境はイーゼルとデスクが中心ですが、私の水彩画はたっぷりと水を使って描くので水平のデスクを使うことの方が多いです。

デスクはなるべく広く使いたいので、収納を充実させ、その時絵を描くために使用するものだけをデスクに置いて制作します。

制作中は絵に集中しています。音楽を聴きながら・・・というアーチストもいると聞きますが、私は常にその絵のデータにふさわしい技術を論理的に考え、検証しながら制作します。

自分では静かに、一心不乱に描いていると思っているのですが、妻に言わせると喜怒哀楽がうかがえる「独り言」が聞こえる…ようです。



──最後に、加藤さんの制作のテーマについてお伺いしたいです。


私の絵で大切にしているのは「生命感」。

自然と人の営みが生み出す生きた風景と言えばよいでしょうか。

あるときは日本の民家の優しい町並みであり、あるときは石と漆喰が風化したヨーロッパの街路であったりします。

私の絵を見てくれる人にほっとするひと時を提供し続けたいと思っています。



──インタビューにご協力いただきありがとうございました。



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https://casie.jp/artists/1533


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他にも素敵な作品まだまだございますのでぜひあなたの好きな作品も探してみてくださいね😊