皆さまこんにちは、Casie編集部です。
今週もたくさんの素敵な作品と出会うことができました!
今回はそんな新しいアーティストの中から、SUYASUYARIさんにインタビューをさせていただきました。作品の魅力がたっぷり詰まった記事となっております😊是非最後までお楽しみくださいませ。
SUYASUYARI
京都芸術大学出身のアーティスト。大学の卒業制作展では優秀賞を受賞。
カートゥーン調に仕上げられた、ポップで親しみやすい画面が印象的。登場人物の表情を敢えてシンプルに描くことにより、鑑賞者に想像の余白を与える。
instagram:@_suyasuyari_
Casieにてレンタル可能な作品
JAILBREAK
サイズ:H53.0cm × W41.0cm
使用画材:リソグラフ・シルクスクリーン
一時期、脱獄映画をよく観ていたのでそこから着想を得た作品です。
自分は作品ごとに全体のストーリーや人物の背景を考えているのですが、この作品では脱獄囚が刑務所長にすり替わっていたら、という背景です。
CINEMA
サイズ:H53.0cm × W72.7cm
使用画材:リソグラフ・シルクスクリーン
大学での卒業制作において、1つの区切りとなった作品です。
今まで描いた作品内の人物が一堂に会したらどのような画になるだろうかという考えと、昨今のご時世では実現できないことをミックスしました。
MASK
サイズ:H72.5cm × W53.0cm
使用画材:シルクスクリーン
エレファントマンというホラー映画や匿名性をベースに描いた作品です。
あえてテーマと相反させるために蛍光色のインクを用いたシルクスクリーンプリントにて制作しました。
SNAKES
サイズ:H27.0cm × W41.0cm
使用画材:リソグラフ・シルクスクリーン
海外の、丸呑みを行うヘビのニュース記事をよく目にしていたことから制作しました。
初めてリソグラフを用いた作品だったことや、与える印象や抽象性においての調整が多々あったこともあり、印象深い作品です。
SWORD
サイズ:H72.5cm × W53.0cm
使用画材:リソグラフ・シルクスクリーン
童話やゲームの設定として頻繁に登場する、「勇者だけが抜ける剣」が複数あればというテーマの作品です。
映画や物語等の既存の作品設定をアレンジしつつ作品へと置き換える行為も大切にしています。
SUYASUYARIさんにインタビューしてみました
──SUYASUYARIさんが作品を制作するきっかけとなったエピソードなどありますか。
本格的にイラストを描き始めたのは大学入学後です。
中高生では学園祭の演劇や屋台のポスター広告にて描くことが多かったのですが、大学入学後からは、オリジナリティのあるものを描こうと思いました。
──SUYASUYARIさんの作品の制作において、これは欠かせない!というお気に入りのツール等ありますか。
制作のステップとして、大きくラフとデジタルでの描画に分かれているのですがラフ制作の際に使用しているのが、STAEDTLERの製図用シャープペンシルです。本来の用途とは違うのですが、軽さやグリップ力、方眼ノートとの相性の良さなどの魅力があるので非常に愛用しています。
──もし良ければ制作されている環境やルーティンなど教えていただけたら嬉しいです。
書籍やノートパソコンを問わず、資料を探りながらラフ制作、彩色、色味の調整へと進めていきます。ポスター作品の場合は仕上げたデータを印刷工房に持ち込みます。
また、作業中は考えることが多いので聞き流せるような音楽、ラジオを聴くことが多いです。
なるべくポジティブな気持ちを保ちつつ制作に臨めるようにしています。
──最後に、SUYASUYARIさんの制作のテーマについてお伺いしたいです。
テーマについては作品ごとに変わるのですが、作品内での人物の、シンプルな表情が生む余白を大切にしています。抽象的な表現により鑑賞者の方々の中にゆとりを生めたら良いなと思っていて、それらは伝えることの放棄ではなく現代に溢れる情報の中での余白として捉えていただければ幸いです。
──インタビューにご協力いただきありがとうございました。
作品画像をクリックすると作品一覧ページにもアクセス可能となっております!気になる作品がありましたらクリックしてみてくださいね。
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他にも素敵な作品まだまだございますのでぜひあなたの好きな作品も探してみてくださいね😊