皆さまこんにちは、Casie編集部です。
今週もたくさんの素敵な作品と出会うことができました!
今回はそんな新しいアーティストの中から、ソノさんにインタビューをさせていただきました。作品の魅力がたっぷり詰まった記事となっております😊是非最後までお楽しみくださいませ。
ソノ
東京造形大学テキスタイルデザイン出身のアーティスト。卒業後は販売職、鞄製造業などモノづくりに関わる仕事に従事し、現在は、手織りや絵描きとして表現活動を続ける。境目や心象風景を題材に、鑑賞者の意識の隙間に溶け込むような、静謐な美しさのある作品を描く。
instagram:@out_of_sono
Casieにてレンタル可能な作品
消えていく境界線
サイズ: H24.5cm × W33.5cm
使用画材:アクリル絵具
長野へ向かう途中、特急あずさの窓から眺めた景色を描きました。
空と山の境目がちょうどなくなりそうな時間帯で、深いブルーの色合いと微かな光のバランスが
とても美しかったので、絵で表現したいと思いました。
深いブルーの中にもいろんな色が混じり合っているように見えたのでたくさん色を重ねています。
ソノさんにインタビューしてみました
──ソノさんが作品を制作するきっかけとなったエピソードなどありますか。
海の近くに住んでいたことと、砂漠とサボテンが広がっている地域で暮らしたことがあり、その経験が水平線や地平線の景色を描くきっかけになりました。
今でも、水平線の向こうにある広々とした砂漠の景色を、もう一度見たいと思うときがあります。
私の中で境目はひとつのテーマなのかも…遠くの方をぼーっと眺めて、頭に浮かぶいろんな想像を絵にすることが楽しいです。
──作品の制作において、これは欠かせない!というお気に入りの画材はありますか。
使用画材のほとんどは、銀座にある月光荘という画材屋さんのガッシュです。
ソフトに鮮やかな色合いがきれいで気に入っています。銀座は遠いけれども「絵の具がなくなってきたら行かないと」となる魅力的な画材屋さんの絵の具です。
──作品のサイト写真では伝えきれない、実際に飾った時のアピールポイントを教えてください!
部屋の中で遠くの山の景色を楽しめるようなイメージで描きました。
ボーッと眺めるように観ていただける絵になっているかと思います。
──もし良ければ制作されている環境やルーティンなど教えていただけたら嬉しいです。
大きめサイズのオーダー机と織り機でいっぱいになった6畳の部屋で制作しています。
爽やかなサウンドを聴きながらのときもあれば外からから聞こえてくる雨、風、足音…をBGMに制作したりもします。絵を描いている合間に手織りの制作をしてイメージを膨らませ合うこともあります。
──最後に、作品のテーマについて教えてください。
「ひまひまにポ」をテーマにしています。「ひまひま」は、空間的にも時間的にも使われるあちこちのすきま。という意味の古語です。
道を歩いていてふと横を見ると、目が離せない刺激的な何かと刹那に出会う時があります。私の作品も、空間や時間の隙間にポッと、印象が一瞬でも残るような表現をしたいと思っています。室内に飾るとそこには空想の景色が広がる窓ができるように意識して描きます。景色であそぶように、自分も空想の景色の中を旅している気分で作品を描いていきます。
──インタビューにご協力いただきありがとうございました。
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他にも素敵な作品まだまだございますのでぜひあなたの好きな作品も探してみてくださいね😊