”京信から、地域を「つなげる」アート展”にかける想いをインタビューしました

 京都信用金庫 創立100周年 本店企画 ”京信から、地域を「つなげる」アート展”(2023年6月6日 (火) 〜9月29日(金)迄 @京都信用金庫本店1階ロビー)の企画・ディレクションをアートのサブスクリプションサービスを提供する株式会社Casieが担当をいたしました。本記念展では京都信用金庫がコミュニティ・バンクとして大切にしている「寄り添う」「つなげる」という想いを、アート作品の展示と作品の感想を記すノートを通じた交流をテーマに表現しています。

 今回は100周年記念展のキーワードにもなっている「つながり」をテーマに、記念展の開催経緯や想いをイベント企画担当者である京都信用金庫の井上さんにお話を伺いました。 


イベント企画担当・井上 景太様 


京都信用金庫とCasieとの出会い

 井上様:Casie様との出会いは、私が京都信用金庫から公益財団法人 京都産業21に出向し、京都府の外郭団体としてスタートアップ企業を訪問するチームで勤務していた頃に遡ります。新規のスタートアップ企業様との繋がりを求めて情報収集をしていたときに、たまたまサービスを拝 見して面白そうな取り組みをしている企業だなと思い興味を持ちました。また、当金庫の理事長は代々アートに関心が高い方が多く、その影響を受けて本店の中にも絵画が飾られています。

 偶然ではありますが”アート”が京都信用金庫とCasie様をつなぐ架け橋となり、私からお電話をさせていただいたことをきっかけにお付き合いをさせていただいています。  


202211月に開催されたポップアップ展示 


”京信から、地域を「つなげる」アート展”の魅力 

 今回の企画展の特徴の一つとして、壁ではなく作品が床に展示されています。最初は見慣れな いこともあり、作品が床に置かれていることに対して違和感がありました。

 壁に飾られている作品を鑑賞するスタイルではなく、床に展示されていることで額縁やキャンパスの裏側など普段気にしたことがない部分も見ながら楽しむことができるので、今ではしっくりきています。 


左:京都信用金庫 井上様 / 右:Casie 代表取締役CEO 藤本


”京信から、地域を「つなげる」アート展”の嬉しい反響

 京都信用金庫はただ単に「お金を融通する金融機関」という立場ではなく、お悩みや課題をお持ちの皆さまに寄り添う「コミュニティマネージャー」として、人と人を繋げたり事業と事業を繋げることに注力して取り組んできました。私たちはこのように、お客さまとの "つながり”を通じて地域に良い循環を与えることを大切にしている金融機関です。

 寄り添う、つなげる、「コミュニティ・バンク 京信」でありたいという私たちの思いを反映していただく形で、今回タイトルから設計していただきました。作品鑑賞だけではなく、作品の感想を通してつながりを深めていただくノートリレーをCasie様にご提案いただいて実施しています。多くのお客さまがノートに感想を書いてくださっており、想像以上の反響で非常に嬉しいです。 金融機関ではどうしてもお待ちいただく時間ができてしまうのですが、待ち時間の間にノートリレーの感想をご覧になっていらっしゃるお客さまが多く、感想を書かなくともコメントを見て楽しんでいただいています。このような風景をみていると、様々なかたちで「つながり」が広がっていると感じます。

 「つながり」といえば今回のアート展は職員間でもかなり話題になっていて、他の職員もクライア ント先などで今回のアート展の話をしているそうです。このような交流が広がることで、ここでもまた「寄り添う つなげる」の輪が広がっています。 


アート鑑賞を通じたノートリレー


次の100年に向けた今後の展望について

 「コミュニティ・バンク 京信」として温かい金融の実践を私たちはこの先も大切にしていきたいと考えています。

 また「コミュニティマネージャー」として、お客さまの事業や地域の暮らしの課題を解決できる金融を今だからこそ実践していくという心意気は社内でもかなり浸透しています。 今後も地域の「つながり」を大事にしていきたいです。