「賃貸物件でも安心して絵画を楽しみたい!」絵画を飾る際の「壁穴問題」について解説します!

こんにちは!Casieアートコンシェルジュのみくです。


皆さんは絵画を飾ることを検討されたことがありますか?


絵画を検討する際、多くの方が

飾ってみたいけれど、賃貸の壁に穴をあけていいの?

穴をあけたら、退去時にお金はかかる?

穴の大きさはどれくらい?

こんな不安や疑問を抱いたのではないでしょうか。


現在日本では、4世帯に1世帯、一人暮らしでは3人に2人が賃貸住宅に暮らしていると言われています。


(参考)統計局ホームページ/統計Today No.152


賃貸暮らしの方にとって、またそうでない方にとっても、壁に穴をあけることは、なんとなく抵抗がありますよね。

今回は、そんな不安や疑問が少しでも解消できるよう、下記の順番で解説していきます。


目次:
1. そもそも、賃貸物件の壁に穴をあけてもいいの?
2. Casieから送られてくるフックの穴の大きさはどれくらい?
3. 壁にあいた穴は修復できるの?
4. 壁に穴をあけずに飾る方法があるって本当?
5. まとめ




1. そもそも、賃貸物件の壁に穴をあけてもいいの?


まずは国土交通省が定める、「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」についてを引用して説明していきます。


こちらのガイドラインは、

「賃貸物件の退去時、原状回復にかかる費用が発生するか」の判断基準のようなものです。


原状回復にかかる費用が発生するとはどのような状態なのでしょうか…「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」についてによると、


「賃借人の居住、使用により発生した建物価値の減少のうち、
賃借人の故意・過失、善管注意義務違反、その他通常の使用を超えるような使用による
損耗・毀損を復旧すること」 と定義し、その費用は賃借人負担となります。


とあります。


ここで気になるのは、絵画を飾ることは通常の使用を超えるような使用に該当するのか?です。


「通常の使用」の中には、壁にカレンダーやポスター等の装飾品を掛けることも含まれています。

壁に装飾品を飾るときに用いられるものとしては、画鋲やピンなどが一般的ですよね。

つまり、画鋲やピン程度の大きさの穴であれば、問題がない場合がほとんど!ということなのです。


ただ、「問題ありません!」と言い切れない理由としては、お部屋によって基準が異なるからなのです。


壁紙を通り越して下地ボードまで穴を開けてしまうと修繕費が発生することもあるそうなのですが、実際この辺りの判断は統一のルールがある訳ではなく、お部屋によって基準が異なります。


心配な場合は、賃貸借契約書の確認をしていただき、契約書に記載がない場合は大家さんや管理会社へ確認することをおすすめします。




2. Casieから送られてくるフックの穴の大きさはどれくらい?


Casieではお届け後すぐに飾っていただけるように、フックやワイヤーを同梱してお送りしております。

現在同梱しているフックやワイヤーの種類はこちら。(左からだるまピン、細ピンフック、2本ピンフック、3本ピンフック、ワイヤー)




気になる穴の大きさはこちらです。

※2本ピンと3本ピンの穴は、それぞれのピンの本数分穴があきます。

※ワイヤー使用時(ピクチャーレール)は穴は開きません。



「だるまピン」と「細ピンフック」は、いわゆる画鋲やピン程度の大きさの穴が空きます。

「2本ピンフック」と「3本ピンフック」はだるまピンや細ピンフックよりと比べて一回り大きい穴が開きます。この「2本ピンフック」と「3本ピンフック」の場合、穴の大きさもさることながら、ピンの長さも約3センチあるため、穴の大きさ深さが場合によっては「通常使用の範疇を越えた」と判断される可能性もあるそうです。


同梱するピンは作品の重量に応じて異なりますので、作品選びの際、確認されたい方は気軽にアートコンシェルジュにお問い合わせください!


※お届けするフック別の使用方法はこちら(ご利用ガイド)


アートコンシェルジュに質問


また、心配な場合は大家さんや管理会社へ事前に確認することをおすすめします!






3. 壁にあいた穴は修復できるの?


ご自身で穴を修復する方法としては、「パテで穴を埋める」という方法があります。

下記のようなものを使うと、手軽に穴を補修することができます。



(参考)穴埋め職人


ここでひとつ注意!


パテ埋めをすると確かに見た目は綺麗になるのですが、クロスを剥がす作業時にパテの部分がうまく剥がれずに内装業者さんが困った…となってしまうことがあるそうです。


賃貸物件にお住いの方は、パテでの修復前に大家さんや管理会社へご確認いただくのがよさそうですね。




4. 壁に穴をあけずに飾る方法があるって本当?


ユーザーさんの中には、粘着タイプのフックをご自身でご用意いただき、壁に掛けてお楽しみいただいている方もいらっしゃいます!


粘着タイプのフックは、壁紙の種類によって対応できるものが異なるため、Casieからお届けするフックとしてデフォルト設定にするのは難しいのですが、お届け前にお問い合わせいただけましたら、作品重量目安をお伝えすることができますので、耐荷重に合わせたフックを事前にご用意いただくことができます!


フックに掛けるときは、作品裏面の「紐付け」が必須になりますので、お申込み時のご要望欄に「紐付けしてほしい」旨ご記載くださいね!


また、絵画は壁に掛ける方法以外にも、「立て掛けて」お楽しみいただくことができます!





5. まとめ


●賃貸物件でも、通常使用とみなされる画鋲やピンの穴程度であればほぼ心配はいらない!


●作品と一緒にCasieからお届けするフックのうち、「だるまピン」「細ピンフック」であれば、賃貸物件でも問題なく壁に飾れることがほとんど!


●穴はパテで補修することができる!


●それでも穴をあけることに抵抗がある場合は、立て掛けて飾ったり、粘着タイプのフックもある!


●物件によって条件やルールが異なる場合があるので、不安な場合は賃貸借契約書や大家さん・管理会社への確認していただく!



いかがでしたか?

少しでも絵画を飾る際の不安が解消されたら嬉しいです!

「もう少し詳しく説明をしてほしい」という方は、是非アートコンシェルジュまでお問い合わせください!



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