赤富士と雲海の桜（右）

埼玉県出身、在住のアーティスト。

- 絵を描くようになったきっかけは?
子供の頃から図工・美術の授業が好きだったからです。
中学2年生の時に描いた花の絵の水彩画は自分なりにでしたけど、
満足のいく仕上がりになって、その時の満足感とふわりとした気持ちが、
何となく忘れられないものになりました。
なかなか思い切ってそれだけに集中する事も出来ずにいましたが、
50歳を過ぎた頃に思いがけず環境も整い（自分の部屋が出来た等）
今再び絵筆を握れる事となりました。

- 作品のテーマにしている事は?
絵を描くにあたってまずは自分が良い気分でいる事が大事だと思います。他人目線ではない絵を描く事は案外難しいのではないかとも思っていましたが、そういうものを取っ払って自由にのびのびと描けたら良いなと思います。

- どんなタイミングで絵を描くことが多いですか？
綺麗な植物を見つけた時に描いてみたいと思います。また、あまり閃く事もなかったですが、どんどん閃いていけたら良いなと思います。

-アピールポイント・伝えたいこだわりなど
日本画の平面的で色が綺麗なところを自分なりに表現出来たら良いなと思います。特に日本画の胡粉の白い質感が好きです。たまにアクリル絵具も使っています。

雲海のように咲き誇る桜並木と岩絵の具の赤い色合いが美しい赤富士を描いた日本画です。

桜の薄淡いピンク色と赤富士は岩絵の具を使って表現しています。

桜は、寒い冬を越えて咲き誇る姿から、春の歓びや新たな生命の始まり、希望、移ろいゆく時間の美しさを連想させます。また、桜の咲き方によってその年の穀物の実りを占っていたことから「五穀豊穣」を表し、縁起がよい花とされています。
桜の花言葉には、「精神美」「優美な女性」「純潔」などがあります。「精神美」は、桜が日本の国花という位置づけから、日本国、そして日本人の品格を表すシンボルとして、美しさを託した言葉という推察があります。
風水では、桜には恋愛運がアップする効果があると言われています。良縁を引き寄せたい方は、桜を玄関に飾るのがおすすめです。

また富士山の姿は末広がりで雄大、空の色を映す様子は神々しく、古来より富士山そのものを神と見立てる「富士信仰」もあります。 また、富士山は「不死」に通じて不老長寿を表し、「無事」に通じて無病息災・家内安全の祈願にも良いと考えられています。

赤富士は、めったに見ることができないため、赤富士を鑑賞した人には、災厄から免れたり、商売繁盛など願いが叶うと言われています。 さらに、風水でも、東から東南に赤いインテリアを置くと縁起がいい、仕事が忙しくなる、悪縁が切れるなどと言われ、室内に赤富士を飾る人も多くいます。

運気アップや気分転換にお飾り頂けたら幸いです。