黄昏

長崎県出身、京都府在住。

- 絵を描くようになったきっかけは?
父が中学の美術教師だったため、幼い頃から画材が身近にあった事が絵を描くきっかけになりました。初めて油絵を描いたのは小学校高学年の頃です。
大学院を修了し社会人になるにあたって、画家かエンジニアかで迷いましたが、最終的にエンジニアの道を選びました。
50歳を過ぎた頃、自分自身を振り返る機会があり、その際約25年ぶりにきっちりと絵を描き上げてみました。これらが当時の会社の同僚に好評で、実際にその方々に御購入頂きました。これをきっかけに、「画家で勝負してみよう」を決め、その翌年以降は画業に専念しております。

- 作品のテーマにしている事は?
まず1点目は「光」です。日の傾きとともに刻々と移り行く空, 雲, 水面の彩りや、それらに映し出される木々や建物なども含めた情景は、「順光」「逆光」「光と影の組み合わせ」のどれも美しくその魅力の範囲は無限大。それらの一部でもキャンバス上に表現でき、「その情景や彩りの美しさや魅力が、自分のみならず目にしたお客様の心にも届いている。」そういう作品を創りたいと思い、描いています。
2点目は「顧客満足度」です。CS(カスタマーサティスファクション)として各種業界や施設で仕事されている方々にとっては基礎・常識であり、企業に勤めるエンジニアとして長年過ごしてきた私にも当然しみついている内容です。もちろん創作の際は、私自身の思いを込めて描きたい情景や彩りを作品に表現します。しかしその作成の時は客観的な目を忘れず、自己満足に陥らず、お客様が私の絵を手にして「良かった。」と思える作品を創っていきたいと常々考えております。作品の作成完了のタイミングは、私が「この絵は手放したくない。」と感じた時です。

- これからどのような創作活動をしていきたいですか?
「私の作品を観ていて心が癒される。観ていて暫し時が過ぎるのを忘れる。その絵の中に居る様な錯覚を覚える、またはその描いた場所に行ってみたいと感じられる。その絵を手にして良かったと思える。」その様な絵を描けるアーティストになりたいと思っています。
まだまだトライしたい情景や表現方法はたくさんあります。それらを実際に描ける様になりたいです。少しずつでも、その表現できる範囲を広げていきたいと思っております。