アートは見た目だけではなく、アーティストによって込められた想いや自分の想いを表現するために使用している技法など様々な角度から見る楽しさがあります。この記事では、さまざまな作品の姿を紹介します。
今回は人々に元気を与えるエネルギー溢れる絵を描くyunnGoldさんの作品の姿に迫ります!「私の作品を見てくださる人には元気で幸せでいて欲しい」と話すyunnGoldさんの作品には一体どんな背景があるのでしょうか?
yunnGold
西日本二科展入賞。TV、CMなどの衣装製作、カフェや服飾店の壁に絵画に自らのアートを描くことなど、幅広く活動する人気アーティスト。
幼少期の頃から絵を描くことが好きだったyunnGoldさんは気づけばデザイン科のある高校に進学し、刺激のあるアートに溢れた中、立体作品を制作したくなり、スタイリストやデザイナーの道へ。結婚・出産をした後、絵から離れていたが、夫が他界。小さな2人の子を持つシングルマザーとして家庭を支えて行く中、母子家庭でありながら周りに支えられ、幸せな日々を過ごしていた。その中で感謝を込めて絵をプレゼントすると、元々スピリチュアルなものを持ち合わせていたため運気が驚くほど上がる、と。今度はオーダーという形で依頼をいただくように。そして、絵を観る方達が、幸せになる事を祈りながら気分が上がる絵を描いています。
《水面》
↑《水面》
澄み切った水のように、形を変えながらもその時代を生きながらいつまでも澄み切った心でありたいといった想いから描かれた《水面》。
《水面》は、空が映し出された雨上がりの水溜りに広がる波紋をイメージして描かれた作品です。「止まない雨はない」と雨上がりに光り輝く美しい空が表現されています。
キラキラとした美しい雨上がりの水溜りに映る澄み切った綺麗な空を見た時に感じたついさっきまで曇っていた空とは打って変わってどこまでも大きな青空が広がるように、もやっとした気持ちがすっきりと晴れる瞬間を共有したいと思ったことをきっかけに生まれた作品です。
心を映し出す鏡のような存在
作品を通して映し出す人の心を大切に描くyunnGoldさんは「世の中に存在する様々な不条理なものを見たときや疲れているときでも、自らの心は澄んでいるか自問自答できる心を映し出す鏡のような存在として私の絵があれば嬉しいですし、この作品を通して自問自答しながらいつまでも汚れのない綺麗な心を築いていって欲しいです」とこの作品に込められた想いについて話しています。
《水面》は、梅雨や台風など雨の日が多くなる時期に「雨嫌だな」といった気持ちではなく、雨の日も存在しているキラキラとした良い雨の姿を見るきっかけになります。
また、風水において水は北や東の方角にあたることから、運気を考えながら飾って楽しむのもこの作品の楽しみ方の一つです。
yunnGoldさんは「抽象画は見た人が自由に解釈できる絵だと思うので、自分自らの心がワクワクしたり、楽しめるように他の作品と合わせて飾ったりするなどして、自分の好きな楽しみ方で楽しんでもらえたらなと思います」と話しています。
3つの水の表現技法
《水面》では、水を表現するために3つのyunnGoldさんのこだわりが表現されています。
1つ目は、水の動きの表現です。《水面》はアクリル絵の具で描かれている作品ですが、アクリル絵の具にポーリング剤を混ぜてマーブリング状にベースが描かれています。
↑《水面》部分
2つ目は、水の雰囲気の表現です。2液性のエポキシレジンを水の部分にだけ溶かして使用しています。また、そこにラメを混ぜることでキラキラとした美しい水を表現しています。また、ラメは見る角度やその日の天候、時間帯などによって光り方が異なることから、見る時々で色々な違う絵として見て楽しむことができます。yunnGoldさんはラメを使用した理由について「通り過ぎたときだったり絵が少しでも自分の視野にはいる時にいつもキラキラと光っていた方が元気を感じることができるかと思います」と話しており、「いつでもより多くの人に元気でいてほしい」といったyunnGoldさんの想いも込められています。
↑yunnGoldさんが普段使用している画材(写真提供:yunnGoldさん)
3つ目は、水も含めた作品全体に広がる立体感と奥行きの表現です。水の動きを表現するために使用しているエポキシレジンの上に白い葉の模様がペンで描かれています。エポキシレジンを用いた水の動き・ラメを使ったキラキラとして美しい水の雰囲気・ペンを使って描かれた白い葉の模様の3つの技法によって、作品の左下から広がる水の波紋が先にいくにつれて立体感と奥行きを感じるように描かれています。
↑《水面》部分
写真の技術が発達した現代には風景を始めとした様々な綺麗な写真や画像が存在しています。「そんな世の中でも写真には映し出せない、絵だからこそ表現できるものをどんどん描いていきたいと考えています。実際に存在しているものを描いているわけではないからこそ、心が投影される絵を描くことができると思っています。」とyunnGoldさんは話しています。
額縁のこだわりによって生まれる空間の引き締まり
「どのようにしたら絵の良さをより引き出せるかを常に考えながら額縁を決めるようにしています」と話すyunnGoldさん。
《水面》では、水や光の感じをより表現するために銀色の額縁を使用しています。そんな《水面》は銀色の額縁があることで、飾ると引き締まった空間を演出することができます。
↑《水面》
アーティストの気持ちと共に変化する作品の表情
作品を描いているyunnGoldさん自身も日によって気分が異なるように、描いている絵も時間が経過するとともに色々なものの表現を追加したりなど作品自体も時間の流れとともに変化していきます。
《水面》も最初は、作品左下から広がる波紋は描かれていませんでした。また、水の表現方法として用いられているエポキシレジンの使用部分も今よりも少ない状態にありました。
「私は絵に完成はないと思っています」と話すyunnGoldさんの作品の一つである《水面》は作品を制作していく中で変化したyunnGoldさんの感情も表現されています。作品の表現から変化するアーティストの方の気持ちが味わうことができるのも原画ならではの魅力です。是非《水面》を通して自分の心を見つめ直すと同時に作品から自分の活力を受け取ってみてはいかがでしょうか。
《希望》
↑《希望》
光を浴びながら元気な今日を迎えるために、青空に光るエネルギーである太陽を描いた《希望》。
《希望》は、光合成をすることによって太陽の光をエネルギーに変換する植物がいるように家の中でも太陽を感じることで自分のエネルギーになるような作品です。
《希望》は太陽があまり出ていない日が少し続いたことをきっかけに生まれた作品です。「外に太陽があまり出ていないときは、家の中でも太陽を感じてテンションが上がるといいな」といったyunnGoldさんの想いから描かれています。
太陽といえば丸いといった印象を持っている方が多いと思います。《希望》では、あえて丸い太陽全てを描かないことで、窓から差し込む光をはじめとした些細な光からも感じる太陽の姿が描かれており、暑すぎずどこか少し涼し気な印象を受ける作品になっています。
《希望》をはじめとしてyunnGoldさんの作品には他にも曲線で描かれている作品が数多くあります。曲線で作品を描く理由についてyunnGoldさんは「尖っている作品は気持ちも尖っているように感じてしまうので、曲線で絵を描くことで心の丸みを表現しています」と話しています。
↑《アーク》
作品に込められた「沢山の人に元気でいてほしい」願い
yunnGoldさんは《希望》に込めた想いについて「天気関係なく太陽をいつでも自由に感じてほしいといった想いは当然ありますが、病気であったり様々な理由でどうしても外に出られない人にも平等に外にあるものを感じて共有してほしいですし、外や中関係なく、まるで光合成をしているかのように沢山の人に元気でいてほしい」と話しています。
太陽と美しいその光の表現
太陽をモチーフに描いた作品なので、作品右下の太陽のはじまりである中心部分にはレジンサンドを使用してザラザラとした太陽の質感を表現しています。
↑yunnGoldさんが普段使用している画材(写真提供:yunnGoldさん)
↑《希望》部分
作品右下の太陽の光が徐々に広がるにつれて、グラスビースを使用して作品の中に立体感を演出しています。
また、放射状に広がるキラキラとした光の表現にはラメをグリッターを使用して散らしています。ラメがあることで、見る角度や日によって異なるキラキラとした美しい光の感じを味わうことができます。
↑《希望》部分
太陽をモチーフにしながらも涼しく感じる作品の構成
太陽と聞くと赤色やオレンジ色といった色を想像する人が多いと思います。《希望》では、赤色などではなく、青色や水色、黄色といった色を用いて描くことで青空の中に光っている太陽として少し涼し気な雰囲気を表現しています。
放射状に広がる太陽の光の最後が描かれている作品の左上には、ゴールドを使用して描くことで光の反射を表現しています。
↑《希望》部分
涼しさと共に感じるエネルギー溢れる太陽
作品を描き終えると一度自分の家にも飾るyunnGoldさんは、額縁に入れるべきか入れないべきかを決めているそうです。
「太陽をモチーフに描いた作品ですが、この作品を通して少し涼し気な太陽を感じて頂けたら嬉しいです」と話すyunnGoldさん。
水の跳ねのように絵の具の跳ねを太陽の光の一部分として作品の中に描くことで、太陽の光の勢いを調整し、暑すぎない少し涼し気な印象を受けるように工夫しています。
太陽をモチーフにした作品は数多くある中で、一風変わった少しず涼しくも太陽のエネルギーを感じることのできる《希望》を生で見てみてはいかがでしょうか。
《湖》
↑《湖》
数多くのyunnGoldさんの作品の中でも静をテーマに湖をモチーフに描かれた《湖》。
湖を境とした対象的な風景の周りには霧のようなモヤが広がり、どこか心が自然と落ち着きながらも作品の真ん中に描かれている湖の境界線からは何かが今からスタートするような雰囲気や印象の受ける作品になっています。
《湖》は、yunnGoldさんが自身のお子さんが小さい頃に家族でよく訪れていた湖の思い出から生まれた作品です。
《湖》を描いていた最初の頃は今よりも少し濃い色合いの作品だったそうです。作品を描いていく中で清らかな気持ちへと変化していったyunnGoldさんの心の変化から、様々な異なる色を重ねて塗り、今の色合いへと変わっていきました。
始めは少しパワーを感じる元気な絵といった印象を受ける作品でしたが、描き終えた今の絵からはどこか少し研ぎ澄まされていく中で静まり返りながらも何かがスタートする予感を感じさせる印象の作品になっています。
一日のはじまりの絵
「描きたいもののアイデアは常に自分の中にある」と話すyunnGoldさん。絵を描く際にはその時々の自身の気持ちでどのアイデアを形にするか決めるそうです。福岡県の田舎で育ったyunnGoldさんは幼少期から様々な自然に触れてきました。また、スタイリストやデザイナーとして活躍していた経験もあるため、芸能人など様々な一流と呼ばれる人たちを自分の目で見てきました。そういったこれまでの様々な経験があるからこそ常に多くのアイデアが頭の中に溢れており、貯蓄されているアイデアをその時の気分で絵として自分なりの形を表現しています。
そんなyunnGoldさんは《湖》に込められた想いについて「忙しい毎日の中で朝のちょっとした時間に目に入れて頂いて一日のスタートを切る気分になって楽しんで頂けたら嬉しいです」と話しています。
シンプルの裏に隠された複雑な色の重なり合い
一見すると、単純な色合いと筆使いで描かれているように見える《湖》。しかし、実際には様々な色が重なり合って描かれている奥の深い作品です。青色と緑色が使われている印象を受けるかもしれませんが、それらの色の奥には様々な色が隠されており、色の統一感を出すために作品を描く最後の段階で揃った色合いにするよう工夫しています。様々な色の重なり合いから自然な奥行きが生まれているのが《湖》の特徴です。
↑《湖》部分
多くの画材から生まれる自然な立体感
様々な画材や素材をふんだんに贅沢に使うyunnGoldさんだからこそ作品の中に自然な立体感が生まれています。
湖の水の質感はグラスビーズを使用して表現しています。また、作品中央の湖の境界線にはラメや艶のあるゴールドを使用しています。湖の周りにはPT素材のスパンコールやモデリングペーストをたくさん混ぜて描くことで、雪や水、あるいは雲とも捉えられる立体感や質感を表現しています。
壁との一体感
多くの人の家の壁紙として白色の壁紙の壁が多いかと思います。
作品を描き終えた後に一度ご自身の自宅に飾ってみてみるというyunnGoldさんですが、《湖》では額縁を使って生まれる作品と壁との間の境界線を無くすことで壁の中により絵が溶け込んだ形になるため、あえて額縁のない作品にしています。
額縁が無い作品だからこそ、広がりを感じることのできる作品となっています。
贅沢な画材の重なり合いから生まれる自然な表現
yunnGoldさんは「絵を描ける喜びは本当に大きくて、誰かが借りてくれないと次の新しい作品を生み出すことはできません。絵を描くことができる喜びや幸せがあるので、勿体ぶらずに贅沢に画材や素材を使用して絵を描くことを心がけています」と絵を描く喜びについて話しています。
贅沢に画材を使用して描くからこそ生まれる質感は原画でしか味わうことができません。是非自分の目でyunnGoldさんの作品の中にある自然な表現を味わってみてはいかがでしょうか。
《月と龍》
↑《月と龍》
満月をテーマに描かれた《月と龍》。
新月や満月の日は浄化日と呼ばれています。太陽と地球と月が一直線上に重なる時にはじめて見ることのできる満月や新月の日は、人がエネルギーを受けやすく、影響されやすいと言われています。
《月と龍》が描かれた当初は海の中に光る満月を表現するような構成でしたが、絵の中に宿るパワーや元気を大切にしているyunnGoldさんはより絵の中にパワーを込めたいと思い、月の中に龍を描きました。
月といえば月兎といった言葉もありますが、「この作品を見る人には元気でいてほしいですし、この絵を通して私のパワーを上げられたら嬉しいです」と話すyunnGoldさんはあえて月の中に龍を描くことで自身の想いを表現しています。
「月を見上げた時になんだか力をもらっている気がするんです」と話すyunnGoldさん。
《月と龍》は、「まるで月光浴をしているかのように、自分が疲れたときや色々な物事を考えているときに見上げた夜空に美しく光り輝いている満月からエネルギーをもらったような気がした」と話すyunnGoldさんの実体験からインスパイアされ描かれた作品です。
迫力溢れる絵のエネルギー
人に元気を与えることのできる作品を描くことを大切にしているyunnGoldさんは、《月と龍》に込められた想いについて「私が絵を描くことの一番の目的は私の作品を見てくれる人に対して元気になってもらうことです。なのでこの作品が見てくれる人に対してエネルギーをチャージするような存在になっていれば嬉しいです」と話しています。
楽しみのある絵の構成
月の中に描かれている龍が印象的な《月と龍》。
「本当は欲張りに2つの月を描きたかったんです。そうすると集中力が持たなくなってしまうので、1つの月に私のパワーを注ぎました」と《月と龍》を夜空に浮かぶ満月と海に反射する光の構成にした理由について話しています。
海に反射している光はゴールド色を使用して描いており、さらに水しぶきを描くことで作品の中に動きや勢いを演出しています。yunnGoldさんは「飾っていて元気をもらえるだけじゃなくて、楽しみのある絵だと感じて楽しんで頂けたら嬉しいです」と話しています。
水しぶきは作品を制作する中で最後に描かれたこともあり、yunnGoldさんが作品を制作する勢いそのものが表れています。
細かな龍の表現
月にはレジンサンドやポーリングペーストを使用して描かれており、月特有の凸凹感が表現されています。元々はクレーターを描く予定だったそうですが、「よりパワフルな作品にしたい」といったyunnGoldさんの想いから龍が描かれています。龍のウロコにはゴールド色のペンを使用して描くことで、小さいキャンバスの中でも迫力のある龍のウロコが丁寧に描かれています。
↑《月と龍》部分
また光り輝く海の表現はレジンサンドを使用して描かれています。その際、レジンサンドが乾く前にグリッターを用いてラメを混ぜることで、更に光が増すように描かれています。
↑《月と龍》部分
自身初の光が反射する水の表現
《月と龍》は数多くの作品をこれまでに描いてきたyunnGoldさんの初めての挑戦となる技法が用いられています。それは、まるで本当に光が反射しているような水の表現方法です。エポキシレジンを使用して描かれています。エポキシレジンは乾くまでに長い時間を要するので、本来は塗りたくない場所にまで垂れてしまったりと扱いの難しい素材です。yunnGoldさんは「この作品を描いた頃はエポキシレジンに挑戦したばかりで、塗装が厚い部分と薄い部分があるかと思います。それも水の動きとして楽しんで頂けたら嬉しいです」と話しています。使用されている画材の凹凸感や塗装の厚さを感じることができるのは原画ならではの特徴です。
↑《月と龍》部分
温かな想いの額縁
エポキシレジンを塗った絵はゴツゴツした角の絵になったりします。yunnGoldさんは「角がゴツゴツとしていたり、凹凸感のある絵をどう扱って良いのかわからない人も世の中にはたくさんいると思います。絵と壁の一体感を尊重しながらも飾りやすい絵にしたかったので、細い額縁を使用しています」と話しています。
是非yunnGoldさんの想いだけでなく気遣い溢れる《月と龍》を生で飾って楽しんでみてはいかがでしょうか。
《生木る》
↑《生木る》
木を擬人化して描いた《生木る》。
「世の中に一つとして全く同じ木は存在しないように人間も一人一人違う生き方をしてお互いに異なる花を咲かせる」と話すyunnGoldさん。《生木る》はしっかりと大地に自らの根を張りながら綺麗な花を咲かせようと日々努力している芯がありながらも柔らかい女性の姿を木に例えて描いた作品です。
《生木る》は「作品を見てくれる人に幸せになってもらいたい」yunnGoldさんの想いが込められています。
表現技法から込められる温かなエネルギー
作品の左上から放射状に広がる光をグリッターとラメを用いて描くことで、陣営の一番輝いている瞬間を表現しています。放射状に広がる光には一番輝いて見える角度があり、これは写真では表現できない原画を生で観るからこそ味わえるものです。
木の葉の部分はストローで息を吹きかけながら、様々な色を重ね合わせて色をにじませるようにして描いています。ストローを使って息を吹きかけながら描いているからこそ目には見えないちょっとした色の重なりもあり、自然な奥行きと、単純ではない面白さが作品の中に生まれています。
↑《生木る》部分
唯一無二の表現
木に当たる光と言っても一つとして同じ光はありません。色々な角度から光が当たることで異なる色になる木を、絵の具が乾く前にモデリングペーストを使用することで表現しています。モデリングペーストを使用することで絵の具同士が重ならなくなります。これは今後一つとして全く同じ木は描けない一点物の原画だからこその味わいです。
↑《生木る》部分
動きのある木にすることで、幸せなこのときで満足することなく、これからも成長し続け新たな幸せを掴み取る止まることのないたくましい女性を表現しています。
色で表現する人の強さ
《生木る》では使われている色にもyunnGoldさんの工夫が施されています。「男性っぽい色を使うことも多く、作品を描いているアーティストの性別がわからない絵が私の作品には多いと思います」と話すyunnGoldさんは、木の葉の部分には青色を使用することで芯のある強い女性を表現しています。また、木の背景をピンク色にすることで幸せを表現しています。
絵の中に広がる様々な姿
作品の左上から放射状に広がる光にはグリッターやラメが使用されていることから、見る角度によって絵の光り方が異なります。実際に太陽の光が差す場所に飾ることで時間帯や天候など様々な瞬間で違った姿の《生木る》を楽しむことができるかと思います。是非あなた自身の目でその姿を見てみてはいかがでしょうか。
最後に
今回はエネルギー溢れる人々に元気を与える絵を描くyunnGoldさんの作品についていくつか紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
yunnGoldさんは元気やパワー、気持ちがみなぎって元気になる人の心を映し出す絵をテーマに描いています。こだわり強く描かれているからこそ、yunnGoldさんは自らが元気や気の溢れるときにのみ作品を制作しています。
そんなyunnGoldさんは「飾って頂いた絵は普段生活している日常の中で自然と目に映ることが多いと思うので、写真などでは伝えることのできない原画ならではの一点物の価値を感じてもらいたいと思っています。なので、テクスチャなどにこだわりながら、様々なものを取り入れながらその一枚にしか存在しないものを生み出せるように日々の制作の中で心がけています」と話しています。是非あなたもyunnGoldさんの原画ならではの味わいのある作品からエネルギーを感じてみませんか。