Curated Artists

雑居

“雑居”というアートフォーム
祇園京都からカルチャーを発信する複合施設 「y gion」

ygionは「クリエーティブ雑居ビル」というコンセプトのもと、ビルをリノベーションした複合施設。アートエキシビジョン、ポップアップショップ、ワークショップ、などさまざまなジャンルのクリエイティブを体感出来るコミュニティ。毎月新進気鋭のアーティストがアートエキシビジョンを行っている。

ygion × casie logo

京都発のアートコラボレート

京都という伝統と革新が混在する街で、国内外と繋がり新しいカルチャーを発信するy gionと新しいアート体験を提供するCasieがこのたびコラボレートすることとなりました。

クリエイティブが好きな方の溜まり場、また京都に来たら何度も訪れたくなる”雑居”というアートフォームy gion.
オンラインで作品を展示し、日本全国3,000箇所以上へアートを届け続けるCasie.

両者のコラボレートにより、新進気鋭のアーティストの情報や作品をオンライン・オフラインのどちらからも発信して参ります。

アーティストが芸術で暮らしていける世界を実現を。アートを飾って楽しむ幸せをより多くの人に届けるために。
お互いの理念に共感し、コミュニティを大切にしつつここにしかないものを作り上げました。

y gionがキュレートする新進気鋭のアーティストの作品を、Casieが提供する絵画サブスクでお楽しみくださいませ。

y gion Curated Artists

タニグチカナコ

1996年3月13日生まれ
広島県出身
京都精華大学芸術学部日本画コース 卒業
京都精華大学大学院芸術研究科博士前期課程 卒業

Curated Point

彼女の作品は日本画としての神聖な繊細さがありながら、つい部屋に置きたくなるような愛嬌を持っています。
人と人が関わっていく中で生まれる感情やコミュニケーションを軸に、物事の繋がりをテーマとした彼女の作品は、たびたび描かれる赤子の四肢のようなモチーフによって抱擁感と緊張感を持って展開されています。
またイラストの様なフラットなタッチのモチーフと、水墨画の技法である垂らし込みの立体感のあるタッチは、幾重に重ねられた和紙の画面上に同居し、さらに作品に奥行を感じさせてくれます。
神聖さと親近感を持った彼女の作品をきっと生活に寄り添う作品になると思います。

ygion コニシムツキ

view more
片寄 優斗

京都精華大学イラスト学科イラストコース卒。
シャープペンによって、モノクロの絵を制作。
温度のない静かな雰囲気を表現している。

Curated Point

彼の作品は基本的に全てシャープペンシルで描かれています。
その繊細さと精巧さから、一見デジタル上で描かれているのではないかと思ってしまいそうですが、作品へ一歩近づき現物を眺めると彼の画力と技量に肝を抜かれます。
描いている黒の精密なグラデーションと、描いていない画用紙の白地との境界線にある鋭いエッジは作品に緊張感を持たせ、閑静な温度感を漂わせています。
また、モチーフの輪郭と質感へ焦点を絞った画面構成の巧さも、彼の作品の魅力の一つ。そしてそれを完璧に実現させる、もはや職人技とも言えるクオリティの高さは是非作品を手元に置いて実感していただきたいです。

ygion コニシムツキ

view more
Jaako Motoike

デザイン制作、最近は鉛筆画制作を中心に活動しています。
柔らかなラインと細かい柄で、視覚を埋め尽くしていきます。

Curated Point

Jaako Motoie(ヤーコ モトイエ)の作品を初めて拝見したのは、ライブペイントのイベントでした。当時は独特な色遣いと、少しサイケデリックな作風に特徴を感じていましたが、 のちに色々な展示で作品を観ていくにつれ、様々な作風で描ける引き出しの多い作家だと知り、さらにこの先も観ていきたい作家だと感じました。
先日ygionで開催させて頂きました、グループ展「KYOTO POP ICON あさちる presents. - SHIBUYAGION -」では、ペンシルだけで描かれたドローイング作品を多く出品してくれました。 基礎ができていることがわかる均等かつ正確な腕がありつつ、彼女ならではの曖昧さも併せ持ったドローイング作品達に、今後の作品への取り組みにも期待させられます。
また、第一子を授かった頃から作品にも温かみが出たような、そんな作風も変化も感じ取ることができます。
今回の作品たちは、過去の作風でありつつも、ひとめでJaakoが描いた作品とわかる、Jakobらしさのあるスタイルのものをセレクトしてくれました。
ゆったりゆっくりな人柄からは想像できないほどの力を放った作品だと感じております。

ygionウエマツ

view more
HIN

コンセプト = Digital Detox (デジタルデトックス)
ピクセル表現を「情報の抽象化」として用い、情報過多を解毒しようと試みる。
感覚的でリラックスした世界を表現している。

Curated Point

HINの作品をみたのは、3年前のWeb上だったように思います。
よしもとクリエイティブ・エージェンシー様との共同企画の際に、おかけんた様よりHINの名前をお聞きして、 HINさん?となっておりましたが、作品の画像を見た瞬間「はい!あぁ!この方ですね!!」とピンときました。
HINの作品には、彼女が描いたことが一目でわかる独自の表現技法、オリジナル描画手法である『バーチャルスプレー』が施されています。 ハンドペインティングでありながら、デジタルな四角いドット、ピクセルの様に描かれた独特なラインは、HINならでは、いや、HIN以外ではみないのではないでしょうか。
今回の二作品はこれまでのかなりPOPな作風とは少し違い抽象的とも言える作品ですが、どちらにもHINのPOPな作風を残しており、良い作品だなぁと心打たれました。
これからも独自の表現を守りながら、新しい作品を期待している作家のお一人です。

view more
ame

2014年に訪れたカトマンズ(ネパール)タトゥーコンベンションで、これまで知ることのなかったタトゥーの多様性に魅力され、帰国後、一心発起し、タトゥーアーティストを目指す。
翌年には再びカトマンズを訪れ、タトゥーコンベンションに参加。

Curated Point

SecurityBlanket首謀。
非合法であるグラフティーでの表現を経て、2014年に訪れたカトマンズ(ネパール)のタトゥーコンベンションにて、これまで知ることのなかったタトゥーの多様性に魅力され、帰国後、一心発起し、タトゥーアーティストを目指す。
今回の作品3点にもグラフティーアーティストであった空気感も漂いつつ、タトゥーアーティストへ転身を心に決めたように、人の身に残る物を手掛けるという。
繊細なタッチ、グラフティーの経験からか、AME独特の色遣いがとても特徴的で、色彩、構図とともにバランスが取れており、身体に残す物だけでなく、キャンバス作品にも期待させられるアーティストです。
ygionでのグループ展、4000CEでの展示作品を拝見して以来、心奪われた作家の一人であります。

ygion 上松

view more
NEARSKI

イギリス生まれ、ドイツ育ち、そして日本在住のニアスキーはまさにインターナショナルなアーティスト。 彼は未来の地球における人間が自然界に及ぼす影響や環境問題を描くため、アートを通じて時空を旅する。様々な手法やスケールで制作されたアートは、ヨーロッパやアジア各地で展示されている。

Curated Point

プロフィールにもあるようにイギリスで生まれ、ドイツで育ち、日本には10年以上暮らしている。結婚し、日本人の妻も迎え大阪在住である。
彼が描く世界観は、未来の地球における人間が自然界に及ぼす影響や環境問題を描くため、アートを通じて時空を旅する。変化する環境から多くのインスピレーションを得た「国際的アーティスト」である。
環境問題から変異していく、生物たち、人間も然り、、今後どうなっていくのであろう。と悩まされる日々が続いていることに皆も変わり無いのではないでしょか。
何度もygionに足を運んでくれ、共同で開催したグループ展- 4000CE -では、世界中から作家を選出、イベントのDJのリクエスト内容もセンスが良く。-4000CE-を台湾、台北にある。 OOMPH Galleryでも主催開催してくれた。多くの来場者からygionに合った素晴らしい展示とイベント内容だ!と嬉しいお言葉もいただけた。 彼の飛び抜けた想像力は今後も素晴らしい未来を描いていってくれるのではないか。と、追いかけていきたい作家の一人です。
また、再度ygionでも-4000CE-の第2弾もやりたいと感じている-4000CE-の仕掛け人でもあり、とても重要な主要人物の一人でもある。

view more
湯浅 敬介

京都出身。京都を拠点に活動。幼少期の頃、家の近くのアトリエに6年間通う。
大学では幼児教育について学び、記憶と認識をテーマに制作を始める。
記憶からくるイメージは曖昧なものだと思う。
だが私達はイメージを大切にしそれを頼りに生きている。その曖昧なモノの認識から出来上がるものが私が捉えているものだ。
イメージを画面上にどのように立ち上がらせる事ができるのか制作を通して行っている。

Curated Point

元、京都の有名飲食店であるソリレス、SourのSTAFFとして知りあった作家で、当時は絵を描いているとはツユ知らずでした。
ygionにて開催したMAESTRO様の展示「地から人から」(2019)にて、湯浅の作品を初めてじっくりと観させて頂いたところ、幼少期から美術に近く触れて来た事が伺える強いデッサン力を感じざる得ませんでした。 とても印象強い作品達を展示してくれたと感謝しております。
今回の提供作品は、今の湯浅の制作テーマである”記憶と認識の曖昧さ”が強く表現されていると感じます。 確かなデッサン力から生まれる曖昧さを表現する崩し方など、湯浅の作品テーマに対する力強い意思が伝わってくるパワーを感じる作品かと思います。
ygion 上松

view more