1枚の絵をキッカケに、1人の運命が動く
心を塞いでいた頃、モーリス・ユトリロの風景画と出会い絵画教室に通い始めた彼は、日々創作する中でいつしか「絵と向き合う」事が自身の居場所となっていたという。宇宙と輪廻(転生)をテーマに思いを込めて描かれた作品は日本のみならず海外でも評価を受けている。
影響を受けた作家:藤田嗣治・マックス・エルンスト・S.W.ヘイター
ーツチエさんが絵を描き始めたキッカケとはなんだったのでしょうか?
ツチエ「40歳を超えてから始めました。公私にわたる心労が重なり鬱状態に陥っていた時、とある一枚のポスターに出会いました。それはモーリス・ユトリロの風景画で...
1枚の絵をキッカケに、1人の運命が動く
心を塞いでいた頃、モーリス・ユトリロの風景画と出会い絵画教室に通い始めた彼は、日々創作する中でいつしか「絵と向き合う」事が自身の居場所となっていたという。宇宙と輪廻(転生)をテーマに思いを込めて描かれた作品は日本のみならず海外でも評価を受けている。
影響を受けた作家:藤田嗣治・マックス・エルンスト・S.W.ヘイター
ーツチエさんが絵を描き始めたキッカケとはなんだったのでしょうか?
ツチエ「40歳を超えてから始めました。公私にわたる心労が重なり鬱状態に陥っていた時、とある一枚のポスターに出会いました。それはモーリス・ユトリロの風景画でした。不思議なことに、その風景画を眺めると苦しかった心が次第にほぐれていくのを感じ、生きる力が湧いてきました。それをきっかけに、今度は自分でも描いてみたいと絵画教室に週1回通い始めました。当時の職場内で認めてもらえない挫折感を味わい、もがきながら日々を送っていた訳ですが「絵と向き合う」事が自分の居場所となっていきました。そんな中、帰省を利用して訪れて観た弥勒菩薩(京都 広隆寺)を描いてみました。まさに『どん底から小さな一筋の光明を見出したような感覚?!』を抱きました。仏像を描くことで思いの外癒されたのが絵を描くようになったきっかけです。」