糸を張り、光を描く
武蔵野美術大学 造形学部工芸工業デザイン学科テキスタイル専攻卒業。テキスタイルデザイナー、輸入雑貨店での販売・ディスプレイ・商品企画等を経験し、2013年より草木染/手織りでの制作を始める。また2018年には、糸による制作を再開。
- 作品を作るようになったきっかけは?
大学卒業後就職したファブリックメーカーでは、デザイナーそれぞれの個性や意図、作りたい熱量を活かすことが難しく、また商品を受け取る人との“繋がり”も実感出来ず、作り続けていく事にジレンマを感じていました。その後一度制作から離れ、語学留学したカナダで輸入雑貨店の仕事に就き、相補的な関係にある...
糸を張り、光を描く
武蔵野美術大学 造形学部工芸工業デザイン学科テキスタイル専攻卒業。テキスタイルデザイナー、輸入雑貨店での販売・ディスプレイ・商品企画等を経験し、2013年より草木染/手織りでの制作を始める。また2018年には、糸による制作を再開。
- 作品を作るようになったきっかけは?
大学卒業後就職したファブリックメーカーでは、デザイナーそれぞれの個性や意図、作りたい熱量を活かすことが難しく、また商品を受け取る人との“繋がり”も実感出来ず、作り続けていく事にジレンマを感じていました。その後一度制作から離れ、語学留学したカナダで輸入雑貨店の仕事に就き、相補的な関係にある作り手と販売の仕事を経験しました。帰国後、草木染・手織りによる制作を通して、自分のモノづくりを試行錯誤する中、学生時代のテーマだった 「糸を張り、光を描く」 事にもう一度向き直りたいと思うようになり、2018年より糸による制作を再開しました。
- 作品のテーマにしている事は?
テーマは「糸を張り、光を描く」。私の描く光が、誰かの心の中の光と響き合い、寄り添うものになりますように。
- これからどのような創作活動をしていきたいですか?
糸を張り色を重ね、浮かび上がる光と影を捉えようと描く時、言葉から零れ落ちてしまうこと、言葉が掻き消してしまうこと、観る景色や色を変えていく、微かなそれらのイメージが重なり合います。幸せな気持ちになるもの、流せなかった涙を溶かすようなもの、描く光が、伝わる人に寄り添うような作品を作りたいと思います。