柴田 まどか
柴田 まどか

神奈川生まれ。武蔵野美術大学造形学部油絵科卒業

「視覚的に欲求不満がある」
私は作品に、花や風景をモチーフとしてよく用いるが、花や風景を描きたいわけではない。私は、私の視界に映る、色彩そのものに興味があるらしい。色彩は有機的なものである。例えば、花が赤いのではなく、 あの赤が、あの花のような形に成っているだけである。色彩そのものが生命体である。生きているのであれば、輝いていなければならない。色彩や視界は、触れることもできず、食べることもできない。実際に触れることのできるキャンバスや絵具を使い、消化してみる。消化された画面は、欲求を満たしたあとの、 残り香のようなものではない。何か別のも...

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