大阪府出身のアーティスト。アメリカでの経験をきっかけにアートの世界へ。
- 絵を描くようになったきっかけは?
3ヶ月間アメリカに滞在した時に、たくさんのお宅訪問する機会がありました。整った清潔な住環境、大小素敵なアートが飾られている風景、そして家主さんが嬉しそうにそのアートについて語っている姿を目にしました。言葉が通じない世界で、世界共通のものは、笑顔と絵画、音楽などのアートだけだと感じ、帰国後、アートを学びたくなりました。
自分では、絵をうまいと思ったことはありませんでしたが、小学2年生の時、担任の先生から提案されて、コンクールに向けた制作をおこないました。作品は入選しま...
大阪府出身のアーティスト。アメリカでの経験をきっかけにアートの世界へ。
- 絵を描くようになったきっかけは?
3ヶ月間アメリカに滞在した時に、たくさんのお宅訪問する機会がありました。整った清潔な住環境、大小素敵なアートが飾られている風景、そして家主さんが嬉しそうにそのアートについて語っている姿を目にしました。言葉が通じない世界で、世界共通のものは、笑顔と絵画、音楽などのアートだけだと感じ、帰国後、アートを学びたくなりました。
自分では、絵をうまいと思ったことはありませんでしたが、小学2年生の時、担任の先生から提案されて、コンクールに向けた制作をおこないました。作品は入選しましたが、わたしの中ではずっと、「描くことは人生で最も苦手なこと」という意識があったんです。深いところから「アートを仕事にしたい」と思った自分と、「描くことは最も苦手なこと」と思ってきた自分。チグハグなんですが、最も苦手なことにチャレンジしてみよう!というスタンスで始まりました。
- 作品のテーマにしている事は?
すべての作品に共通するテーマは、「みんなの幸せを祈る」こと。そこから描かれる表現と作品の“質”を皆さんにお届けしたい、というのが根幹にあります。
好き嫌いという限定された範囲を超えて、すべての人の幸せが、わたし達一人一人の幸せと本質的なところで繋がっていることを伝え、みんなで自分の中の愛や平和を分かち合った世の中にしていくことが、いかに素敵で、いかに「互いのいのちが輝く生き方」か、ということを感じてみていただきたいと思っています。
自分からたくさん分かち合って差しだしていく時、満たされ、愛され、周りの人と笑い合っていける。
作品が、皆さんの中にある尊い何かを発見するキッカケとなり、そこからさらなる幸せな生き方が始まってくだされば嬉しく思います。
- これからの創作活動について
人として純粋な人になりたいです。
朝晩、短時間の瞑想をしているのですが、静けさと平和が満ちた純粋な気持ちで、エゴのない作品展開をできたら、絵を見た人たちに、この世で一番大切なことが伝わるのではないかと思っています。そんな絵を見たら、人はきっと自分を抱きしめ、本当の幸せにめざめ、人も社会も平和になっていく一助になるような…そういう作品を「よい作品」と呼ぶ気がします。