大分県出身、埼玉県在住。
- 絵を描くようになったきっかけは?
描き始めたという意味では、物心ついた時から絵を描いていましたが、事情があり離れていた時期もありました。20代で、カメラマンとして働き始め、その頃は写真を撮ることが多かったのですが、その後また絵に戻ったというか、シームレスな変化の後に結果的に絵を描いていたというか。画材も家にあったので、何か新しく始めたという意識はあまりなかったように思います。
- 作品のテーマにしている事は?
作品ごとにテーマというのは多少変わってきてしまうのですが、全体的には伝統的な水彩表現と現代的な表現を融合するというのが大きな取り組みの...
大分県出身、埼玉県在住。
- 絵を描くようになったきっかけは?
描き始めたという意味では、物心ついた時から絵を描いていましたが、事情があり離れていた時期もありました。20代で、カメラマンとして働き始め、その頃は写真を撮ることが多かったのですが、その後また絵に戻ったというか、シームレスな変化の後に結果的に絵を描いていたというか。画材も家にあったので、何か新しく始めたという意識はあまりなかったように思います。
- 作品のテーマにしている事は?
作品ごとにテーマというのは多少変わってきてしまうのですが、全体的には伝統的な水彩表現と現代的な表現を融合するというのが大きな取り組みの一つとしてあります。まず、伝統的な絵画の技術的な部分だけを純粋に継承して、既成概念から離れて再構築するということそのことによって日本の独自文化、独自表現を無意識的に抽出し自己の環境を反映させた表現ができる。そのことによって我々の身近な風景や物を違った形で再発見できる。それで結果的にそのシーンや物が持つエモーションやノスタルジーが感じられるという理屈です。後はこれは水彩画の本質的なところになりでテーマではないかもしれませんが『意図的に描く』ということからの脱却と具象との調和というのがあります。ただ同時にこういう概念は近年のアブストラクト絵画に見られる運動の一つでもあり、そこから一歩、具象に寄っているというか…現在はそういう所を着地点としています。