五感で感じる全てを紙に描き出す、日本の「旅風景」
幼い頃から物作りが好きだった。
美大卒業後、「流動」をテーマに制作を始める。
- 絵を描くようになったきっかけは?
「絵を描きはじめたのは幼少の頃です。特に芸術の世界に進むつもりはなかったのですが、社会人になってから小さな個展を開いたところ、予想以上の反響をいただいたことが作品制作を本格的にはじめるきっかけになりました。自分自身が何かに一生懸命取り組んだことが、誰かの力となる可能性がある。そんな芸術分野の素晴らしさを再認識したことを覚えています」
- 普段の制作はどのように行なっていますか?
「色彩がよく見える、日当たりの良い場所で...
五感で感じる全てを紙に描き出す、日本の「旅風景」
幼い頃から物作りが好きだった。
美大卒業後、「流動」をテーマに制作を始める。
- 絵を描くようになったきっかけは?
「絵を描きはじめたのは幼少の頃です。特に芸術の世界に進むつもりはなかったのですが、社会人になってから小さな個展を開いたところ、予想以上の反響をいただいたことが作品制作を本格的にはじめるきっかけになりました。自分自身が何かに一生懸命取り組んだことが、誰かの力となる可能性がある。そんな芸術分野の素晴らしさを再認識したことを覚えています」
- 普段の制作はどのように行なっていますか?
「色彩がよく見える、日当たりの良い場所で制作しています。美しい風景に出会い感動したとき、地域の魅力的な風景 を発見したときに描きたくなります」
- 作品のテーマにしている事は?
「『日本の旅風景』をテーマとした風景画を主に描いています。例えば、農村、朝陽、夕陽、鉄道、夜景など。視覚として捉えられる要素のほか、音、香り、触感、歴史、文化など目に見えない要素も独自の色彩・線として加え、紙に命を宿すイメージで制作しています。特に朝陽や夕陽など光をテーマにした作品については、太陽が本当に光り輝いているように見えるよう独自の工夫を凝らしています」
- これからどのような創作活動をしていきたいですか?
井上「明日への希望を失くした人が生きる喜びを見出したり、病で苦しんでいる人が生き生きとした毎日を取り戻したり。そんなきっかけとなりうるような作品をたくさん制作していける人材になっていきたいと考えています。一方で、過疎の村など、日本のあまり知られていないまちの風景も描きその魅力を国内外にお伝えすることで、地域にも微力ながら貢献させていければとも思っています」