恩師の言葉に惹かれ、画家の道へ
大分県出身、大分県在住のアーティスト。白日会展、赤十字永遠の愛芸術展、日葡東西文化芸術展などでの受賞、一水会、東 光会、白日会、日本美術展などでの入選など、多くの実績を持つ。また、大分県先哲叢書「ペトロ・岐部・カスイ」(1999) の挿絵や展覧会など幅広く活躍中。
- 絵を描くようになったきっかけは?
高校時代、高文連の作品展に水彩画を出品したのですが、賞をとることができませんでした。当時の美術の先生が「君の絵は良かったけど、小さかったので賞を逃したよ」と、その努力を認めてくれたことが大変嬉しく、今でも心に深く残っています。その先生は授業の中で、戦時中...
恩師の言葉に惹かれ、画家の道へ
大分県出身、大分県在住のアーティスト。白日会展、赤十字永遠の愛芸術展、日葡東西文化芸術展などでの受賞、一水会、東 光会、白日会、日本美術展などでの入選など、多くの実績を持つ。また、大分県先哲叢書「ペトロ・岐部・カスイ」(1999) の挿絵や展覧会など幅広く活躍中。
- 絵を描くようになったきっかけは?
高校時代、高文連の作品展に水彩画を出品したのですが、賞をとることができませんでした。当時の美術の先生が「君の絵は良かったけど、小さかったので賞を逃したよ」と、その努力を認めてくれたことが大変嬉しく、今でも心に深く残っています。その先生は授業の中で、戦時中「死ぬか生きるか不安な行軍の休息の時、自分はスケッチブックに鉛筆を走らせることによって、不安を忘れて自分の世界を持つことができた」との話をしてくれました。私はその話に感動し、絵を描くことの素晴らしさを知り、進路として美術教師の道を選びました。
- 作品のテーマにしている事は?
花は「第一印象を的確にとらえる」ことを大切にしています。また、「モデルの心臓の動きが伝えられるような表現」を追求している人物画と同じように、花々の作品には一瞬の輝きと香りまで画面に定着させたような存在感があり、人物であれ、花であれ、美しさを素直に受け止めて描きたいと思っています。
- これからどのような創作活動をしていきたいですか?
私たち画家の歩む道は、ゴールの無い道程といいますが、生きている限りは、描き続けていきたいと思っています。