どうも、Casie 専属ライター・Yukiです。

直島、男木島に続いた瀬戸内国際芸術祭シリーズも今回がさいごです。
今回は、鬼ヶ島の別名を持つ女木島編です!

直島・男木島編も合わせて読んでみてくださいね。

女木島に到着!

午前中は男木島に、午後からは女木島に。到着して時計を見ると13時20分。
女木島→高松へ向かう船は16時10分!鬼ヶ島と呼ばれている女木島では鬼ヶ島洞窟に向かわねば...と考えてたけど、想像以上に時間がなさそうだったので、洞窟は諦め、島のアート作品を歩きながら鑑賞することに。

女木島は、レンタサイクルもあるし、徒歩で鑑賞することもできます。
ただし、鬼ヶ島洞窟は徒歩で40分ほどかかるので、順次運行しているバスがおすすめ!

雨に見舞われる中、傘を差しながらのアート散策。
女木港に着いて迎えてくれたのはコチラの作品!

木村崇人〈カモメの駐車場〉

男木島にいたカモメ。女木島にはアート作品としていました。女木港の防波堤などにいるこのカモメ。
カモメの生態からヒントを得られて作られた作品。このカモメ、風が吹くと風向きへと進行方向を変えます。写真では、右の方へカモメが一斉に向いているので、このときの風は右の方へ風が吹いていることになります。目に見えないはずの風が、こちらの作品で一気に視覚化されていますね!

海水浴場の方へ歩いていくとなにやら音色が聞こえてきました。その正体は...?


禿鷹墳上〈20世紀の回想〉

こちらは、青銅でできたグランドピアノ。本当は4本ほど帆が立っているのですが、雨のため畳まれていました。作者の禿鷹墳上は、実は中国のアーティストさん。〈20世紀の回想〉とされていることから、なにかをピアノの音色で、一気に走馬灯のように思い出している作品なのかな?と感じました。

すごいリアルでした。

少し港の方へ戻り向かったのは、MEGI HOUSE

愛知県立芸術大学瀬戸内アートプロジェクトチーム〈MEGI HOUSE〉

ここは、愛知県立芸術大学の拠点。中は土足禁止で、様々なアート作品が展示されていました。その中でも個人的にいちばん印象に残っているのは、ヘッドフォンがいくつも並べられていたので聞いてみると、予想できない音が流れていたことです。これはぜひ、行ってみて聞いてみてください(笑)。


またまた海水浴場の方面を目指し歩いていくと、庭園のような空間に到着しました。ここではいくつも盆栽が展示されており、それぞれテーマに沿って、盆栽で様々に表現がなされていました。女木島の状況や環境を盆栽を通して感じることができます。

平尾成志×瀬ト内工芸ズ。〈BONSAI deepening roots〉


また、部屋の真ん中にあった大きな盆栽。女木島の未来を表現しているのかな...?会場内の盆栽は買うこともできるみたいです。

「島の中の小さなお店」プロジェクト

「島の中の小さなお店」プロジェクトは、アーティストが個々にお店を企画して制作しているプロジェクトです。かつては民宿だった建物の中ではいろんなお店が展開されていました!入ってすぐに目を奪われたピンポン・シー。

原倫太郎+原游〈ピンポン・シー〉

実際に100円を払えば、遊ぶことができます。写真の左奥にある卓球台は、少し斜めになっています。普通の卓球台じゃないところに遊び心を感じますね。並べられている絵もレトロで、かわいい!実際に遊んでいたカップルさんは、楽しそうにされていて微笑ましかった...♡

突き当りまで行ってみると...?

なにやら手前にはボタンがあるので押してみると・・・

「占」の看板がある場所へ。初めみるとき???ってなりましたが、目の前にあるボタンを見て納得しました。このボタンを押すと今日のラッキーアイテムが占えるようです。実際に押してみた。

今日のラッキーアイテム

女木島にいる「島ネコ」がラッキーアイテムでした。もう一回してみても、茶色と白の島ネコでした(笑)
帰るまでに出会えますように!と願いながら、この占いの場所から左に行くとなにやらカーテンがあり、中に入ってみると...


山下麻衣+小林直人〈世界はどうしてこんなに美しいんだ〉

〈世界はどうしてこんなに美しいんだ〉は、 ヴィクトール・E・フランクルの「夜と露」の一節です。自転車を漕いでいる映像が流れているこちらの作品。自転車の車輪に先ほどの一節が、漕ぐたびに文字が光って浮き出ています。映像を見ていると、海沿いであったり、徐々に夕日が出てきそうであったり...場所は女木島なのかわかりませんが、島なんだろうなぁと思いながらずっと映像を見ていました。

いや~、すごい落ち着く空間でした(笑)なんだろう、、、永遠に見ても飽きない感じでした。この展示の反対側には、いくつもの本が並べられている!と思ったら古本屋さんでした。アートに関する本から歴史ものまで多数そろえられていました。

そのお隣にはコインランドリーが!

レアンドロ・エルリッヒ〈ランドリー〉

洗濯機の中の映像が流れているものと...

実際に洗える洗濯機!

実際に使える洗濯機が対比のように並べられています。同じ空間に虚構と現実をテーマに作られたこちらの作品。この〈ランドリー〉の作者であるレアンドロ・エルリッヒは、金沢21世紀美術館にある〈スイミング・プール〉も制作しています。鑑賞するだけではなく、実際に洗濯機を使うという体験までも含めてを作品としているところも非常に魅力的であると感じました。

「小さなお店プロジェクト」では他にも、女木島のものに手を加えて作られている的屋、ハンドルを回すと歯車の音がするこころのマッサージチェアがあったり、女木島と男木島に由縁のある結婚した夫婦のインタビューとともに写真が展示されているものなどがありました。

的屋にいたおじさんと話していると、日本の人は2.3割だと言われ、ほぼ外国の人しか来ていないとのことでした。歩いていてもアジア圏の外国人が多いと感じます。直島の時にも感じた瀬戸内国際芸術祭はもう国際的なアートイベントだと、女木島に来て再度感じました。


女木小学校

次に向かったのは、さっきの建物の真裏にある女木小学校。ここでは、直島の〈I♡湯〉や〈はいしゃ〉も制作している大竹伸郎の作品が展示されていました。

突き当りまで向かうといきなり根っこのようなものを発見!

お尻の形をした根っこが!女の人をイメージしているのかな...と思いながらさらに進むと、

大竹伸郎〈女根/めこん〉
先ほどのめこんの少し奥まで行ってみると・・・


〈女根/めこん〉から女木島の女の人と、根っこがとても象徴的だなと感じました。この〈女根/めこん〉はどれを見ても女木島の力強さを感じられる作品でした。

小学校のトイレなのに、やっぱりなんだかアート。

トイレの入り口(中は普通)


女木小学校は、現在休校しています。男木島同様、子供がいなくなったのが影響でしょうか。もし学校が再開すれば、この女木小学校ってどうなるんだろうと思いながら女木島名画座へと向かいました。

女木島名画座

周りは畑や家ばかりなのに、映画館があるという雰囲気がなんだかとても懐かしい気持ちにさせられました。アメリカの古い映画館のような、古い倉庫が女木島名画座として生まれ変わっています。

依田洋一郎〈ISLAND THEATRE MEGI 「女木島名画座」〉

受付を済ませて中に入ってみると...

壁一面には、かつての大スターたち

チャップリンをはじめとするかつての大スターたちの肖像画が、壁面に飾られていました!中にはポップコーンの箱が並べられていたりと時代を感じながら、タイムスリップしたような気持ちにさせられました。
なにやらチャップリンの絵が描かれた扉が開いています。行ってみると...

2階へと続く階段の壁にも、絵画が!わくわくしながら、一段ずつ上ってくと...

街の小さな映画館みたいでした。


アメリカのマンハッタン42丁目にあった映画館を女木島の古い倉庫を使って、再現された〈女木島名画座〉。制作者でもある依田洋一郎は、かつての42丁目にあった映画館が忘れられず、それらを絵とビデオ映像で記録されている作品です。1950年代製のヴィンテージシートに座りながら、実際の42丁目の映像を見ました。終焉を迎えてしまった映画館が、全く関係のないこの女木島で再現することができるのも、アートの力であるなと感心させられました。

Swing timeと書かれていますね。

こちらは、1936年に上映されたアメリカ映画「有頂天時代」をモチーフにした絵でしょうね。1936年のマンハッタン42丁目では、このような映画が上映されていたのかな...。1936年の女木島は、どんな感じだったのかなとおもわず考えてしまいました。

他にも...

マンハッタンの42丁目にあった映画館の絵画でしょうか。
どこもかしこにも依田さんの描いた絵画が!

どこの壁をみても絵であふれており、ここが日本であると感じさせない立派な名画座でした。ここを訪れた人々が42丁目の雰囲気を感じることができるのも、瀬戸内国際芸術祭ならではですね。


少し歩くと・・・


女木島名画座を出て、さらに奥に進み、少し急な斜面を上がっていくと見えてきたアートはこちら!

杉浦康益〈段々の風〉


少し息切れしながら登っていくとありました。かつて段々畑であった場所に置かれたアート作品。この作品とともに楽しめるのは、女木島の島全体を見下ろせるところです。女木島の土地全体とさらにそこから広がる海を見ることできます。女木島の景色とともに楽しむアート作品だと感じました。

時間も差し迫っていたので、女木港に戻ろうとしている道中、同じ方面に歩いていた島ネコに出会いました。実はこの島ネコ、小さなお店プロジェクトの占いで出たラッキーアイテムで出た島ネコだったんです!すごーい!ちゃんと出会えたーー♡

女木島に行って

船に乗る直前に出会った島ネコ

16時10分発の船に乗ることができ、高松港に到着しました。高松からはフットバスで3時間半ほどで大阪駅に到着しました。女木島は、ある一か所にアートが集中しているところが、とても回りやすくよかったかなと思います。女木島のアートは、見るという鑑賞方法に加えて、体験も含めての鑑賞が多く、体で感じることができる作品が多いなという印象でした。秋会期にも紹介したアート作品が展示されていることが多いので、興味のある方はぜひこの機会に女木島に訪れてみてはいかがでしょうか!

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