こんにちは、CasieMAGライターのKenyaです!!

さて、みなさん。『日本を代表する現代アーティスト』といえば誰を思い浮かべるでしょうか?

岡本太郎さん??

残念ながら岡本太郎さんは、世界的に有名、とは言い切れないかもしれません。。。

しかし、今回紹介する現代アーティスト・村上隆さんは、全てを逆算し、努力し、『世界的な現代アーティスト』の称号を手にしたのです。

そんな彼の異名は『日本のアートをダメにした男』(?)でもあったり、『芸術界のビジネスマン』であったり、いわゆる “現代アーティスト” からは考えれないモノもあったり。

そんな彼の凄さとは一体?!まとめてみました。

経歴

 生来のアニメ好きが高じて、高校卒業後にはアニメーターを志した。尊敬しているアニメ監督は宮崎駿で、『未来少年コナン』や『ルパン三世 カリオストロの城』を観て、アニメーションの仕事に就きたいと思っていた。しかしながら挫折し、同じく以前から興味のあった日本画を習い、2浪の後に東京芸術大学に入学した。同大学では美術学部日本画科に学び、1986年(昭和61年)の卒業時には『横を向いた自画像』(東京芸大美術館所蔵)を製作・提出。

 1988年(昭和63年)に東京芸術大学大学院修士課程の修了制作が、首席とならず次席であったために、日本画家への道を断念する。

 1991年(平成3年)には、個展 『TAKASHI, TAMIYA』を開催、現代美術家としてデビューした。同年、ワシントン条約で取引規制された動物の皮革で作ったランドセルを展示する「ランドセル・プロジェクト」を展開する。

 1993年(平成5年)、東京芸術大学大学院の美術研究科博士後期課程を修了。「美術における『意味の無意味の意味』をめぐって」と題した博士論文をもって、同大学日本画科で初めての博士号取得者となった。

 1994年(平成6年)にはロックフェラー財団のACCグラントを得て、「PS1.ART PROJECT」の招待を受けニューヨークに滞在した。 

 1998年(平成10年)にカリフォルニア大学ロサンゼルス校美術建築学部客員教授。2001年(平成13年)にアメリカロサンゼルスで、展覧会『SUPER FLAT』展が開催され全米で話題となる。2005年(平成17年)4月、ニューヨークで個展 『リトルボーイ展』を開催。翌年2006年(平成18年)にリトルボーイ展はキュレーターに送られる世界で唯一の賞であるニューヨークの美術館開催の最優秀テーマ展覧会賞を受賞した。

 2001年(平成13年)アート制作・映像制作や所属アーティストマネージメントなどを企画・運営・販売等、芸術事業の総合商社「有限会社カイカイキキ」と起業する。また、事業部としてアニメーションスタジオ「STUDIO PONCOTAN(スタジオ ポンコタン)」を立ち上げる。

 2005年(平成17年)1月末よりPHS会社・ウィルコムのCMに出演。近年は六本木ヒルズのトータルプロデュースの一員やイメージキャラクター『ロクロク星人』のデザイン、フロアガイド冊子のデザインを手がけている。また『ルイ・ヴィトン ミーツ ネオ・ジャポニズム』と題し、高級ファッションブランド、ルイ・ヴィトンクライアントとするコラボレーション製品などを発表。

 2006年(平成18年)に「リトルボーイ展」の成果として芸術選奨文部科学大臣新人賞を受賞した。

 2007年(平成19年)、カニエ・ウエストのアルバム『グラジュエイション』(Graduation)のジャケットデザインを担当。

 2008年(平成20年)、米Time誌の"The World's Most Influential People - The 2008 TIME 100"(世界で最も影響力のある100人-2008年度版)に選ばれた。

 2008年(平成20年)、GQ MEN OF THE YEAR 2008を受賞。

 2010年(平成22年)に開催されたシンポジウム『クール・ジャパノロジーの可能性』では、「アート界における"クール・ジャパン"の戦略的プロデュース法――Mr.の場合」と題した講演を行った。講演では、日本のマンガやアニメ、および、それらを生み出した日本自体を肯定的に解釈し、それらの前提のもと、今日ではクール・ジャパンと呼ばれている観点を日本人作家作品によっていかに西洋アート界に体現させていけるか、とのテーマについて初期から漸進的に取り組んできた軌跡を発表した。

 2010年(平成22年)10月に雑誌『SUPERFLAT』を創刊し、創刊号ではジェフ・クーンズとの特別対談や、村上隆、東浩紀椹木野衣黒瀬陽平梅沢和木藤城嘘福嶋亮大濱野智史らの記事が掲載される予定であった(未刊行)。

 2016年(平成28年)3月に「村上隆の五百羅漢図展」の成果として平成27年度(第66回)芸術選奨文部科学大臣賞を受賞した。

wikipedia 村上隆 経歴欄より

次席だからやめる凄さ。

ここで注目して欲しいのが、『次席(首席の次)だから日本画家への道をやめる』というところです。

東京藝術大学といえば、日本の美術・芸術の中では日本最高峰。国立大学なので、もちろん全ての教科まんべんなく勉強しなくてはいけませんし、勉強できたからといって合格する訳ではありません。

美術や芸術といったモノまで入試があるため、それらのレベルをより高いレベルへと練習しなくてはいけません。

もちろんそんな大学(しかも村上氏は大学院まで行っている)の次席ですから、めちゃくちゃすごい訳ですよ。

にもかかわらず、専攻していた道への断念。ここには村上氏の完璧主義さが現れていますね。「何が何でも1番を目指す」その貪欲さは、彼のそれ以降のキャリアへと繋がって行きます。

海外へと展開していく村上氏

大学院卒業後、少しの間だけ日本で活動し、奨学金を利用し海外へと活動の幅を広げていく村上氏。

彼は日本に存在するアート界の構造や、システムに疲弊し、戦略的に海外へと活動場所を広げます。

ここには、彼が思い浮かべる『海外で評価されたモノをすぐ受け入れる日本人像』が根底に存在します。確かに、今日本に存在するモノって海外から広まったモノが多いですよね。スマートフォンだってそうだし、

海外での成功を収めた彼は、日本へと逆輸入という形で広がり、日本人にとっても「世界的に有名な現代アーティストである」と認知されるようになっていくのです。

一体何がすごいのか??

彼の芸術が評価されているのはもちろん、他の要因を合わせても村上氏は多くの方面から評価されています。

客観性と芸術性

彼の芸術家としての過程や、芸術そのもののストーリーには、彼の『客観的にモノを見る能力』が存分に発揮されていると感じます。

芸術界・いわゆる現代アート界では、評価の基準がとてもわかりにくいのです。何がすごい作品で、何がすごくない作品なのかはわかりません。

しかし、村上氏は現代アート業界を客観的に観察し、その評価の基準を『アート界に新たな道を切り開いているのかどうか』であると認識しています。

つまりアートの世界で、新たな手法を発明したり、新たな解釈を切り開いたりすることで、アートとして評価されてくということです。

実際にパブロ=ピカソは『キュビズム』の手法を発明しましたし、マルセル=デュシャンは『対話するアート』という解釈を切り開いています。

パブロ=ピカソ『ゲルニカ』
マルセル=デュシャン『泉』

そんな村上氏は『スーパーフラット』と呼ばれる新たな芸術様式を確立。

このスーパーフラットは新たな芸術様式として高く評価され、現代アーティストとして確固とした地位を築くのに大きな役割を果たしています。

スーパーフラットとは・・・

平板で余白が多く、奥行きに欠け遠近法的な知覚を拒むなど、伝統的な日本画とアニメーションのセル画に共通して見られる造形上の特徴を抽出した概念。

artscape スーパーフラット

自分の描きたい作品を描くのではなく、『どうすれば芸術家として評価されるのか?』を客観的に追求した結果であると感じます。

ビジネスマンとしてのアーティスト

村上氏の著作の中で、世界の中心的なアーティストとして活動していくには、自分自信をブランドとして認知させていくことである、と述べています。

つまり『ブランディング』です。

ブランディングとは、ブランドに対する共感や信頼などを通じて顧客にとっての価値を高めていく、企業と組織のマーケティング戦略の1つ。ブランドとして認知されていないものをブランドに育て上げる、あるいはブランド構成要素を強化し、活性・維持管理していくこと。また、その手法。

Wikipedia ブランディング

例えば、スターバックス は日本において“お洒落なカフェ” として認知されています。一方、同じカフェチェーンであるコメダ珈琲はどうでしょうか。

いわゆる “お洒落なカフェ” といは言い難いのではないでしょうか。

いわゆるこういう認知の差を作っていくのがブランディングです。

ビジネスシーンでモノやサービスの認知を向上する目的で使うブランディング。村上氏はこのブランディングをアートシーンでも用い、アーティストとして大成功を収めています。

有名ブランド×村上隆

世界の名だたるブランドやアーティストと寛容にコラボをしているのも村上氏の特徴の1つ。

あの世界的有名ブランド『LOUIS VUITTON(ルイ・ヴィトン)』とコラボもしています。

村上氏が行っていた個展にて、ディレクターが作品に惚れ込みコラボを要請。以降様々なコラボ作品を世に送り出しています。

また、今最も世界で注目されているシンガーソングライター・Billi Eilishとのコラボも行われました。

他にも日本の有名カバンメーカーである、PORTERともコラボしています。

ま と め

どうしたら芸術家として評価されるのか?を追求し、逆算した上で行動を起こし、現代アーティストとして成功した村上氏。

彼のスタイルやアートには、たくさんの賛否両論があります。

ですが、彼の先見性と行動力は本物です。そんな彼は、間違いなく日本を代表するアーティストのうちの1人です。

また、本をも出版し『芸術家」の枠組みに囚われず、活動の幅を広げています。

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