世界のトップアーティストである村上隆は1962年に東京都板橋区に生まれました。

幼少期から漫画やアニメにのめりこみ、アニメーション産業で働くことを夢見ていたそうです。

しかし、レベルの高さに「自分にはできない」と挫折し、1986年に東京芸術大学美術学部日本学科を卒業しました。

1988年には同大学院美術研究修士課程を修了しました。

しかし、修了制作が次席だったことから、日本画家への道は断念してしまったそうです。

次席でも物凄く優秀なのに、、1番を取れずよっぽど悔しかったのでしょうか……。世界では戦っていけないと判断したのでしょうか……。

どちらにせよ彼の周りの人は驚きを隠せなかったようです。

そんな謎に包まれた「村上隆」のあまり知られていない真実をいくつかご紹介します。

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弟も天才画家!?

村上隆の弟は日本画家の村上祐二です。

兄が諦めた日本画家として世界で活躍しています。

弟.祐二の日本画家には「ウルトラマン」や「ゴジラ」など有名なキャラクターが数多く登場します。兄.村上隆の作風とどかか似ている気がしますね!

デビューはアメリカ

1993年に東京芸術大学日本画家で初めての博士号を取得しました。

しかし、彼は日本に存在するアート界の構造や、システムに疲弊し、戦略的に海外へと活動場所を広げます。

ここには、彼が思い浮かべる『海外で評価されたモノをすぐ受け入れる日本人像』を理解した上での行動です。確かに、今日本に存在するモノって海外から広まったモノが多いですよね。スマートフォンだってそうだし。

そして、日本独自の表現を深く探究し、「ハイアート&ロウアート」という表現を自ら確立しました。アニメと漫画の境界線を理解した上で、それらを意図的にごちゃ混ぜにした技法のことです。この技法をスーパーフラットといい、戦後の日本社会で発生した、無階層的で一様な大衆文化を表しているそうです。

自分の描きたい作品を描くのではなく、『どうすれば芸術家として評価されるのか?』を客観的に追求した結果であると感じます。

海外での成功を収めた彼は、日本へと逆輸入という形で広がり、日本人にとっても「世界的に有名な現代アーティストである」と認知されるようになっていくのです。

浮世絵や琳派が作風に影響

村上隆は可愛らしい作品が多いように感じますが、日本画に大きく影響を受けています。

日本画のフラット感やオタク文化よのリンクなど、現代文化のキーワードが含まれています。アニメ、フィギュアなどのサブカルチャーやオタク系の題材を用いた作品が有名です。

ブランディングの天才

村上隆は自らを「天才ではない」と話しています。そのため、彼はマネージメントやイメージ作りを研究し活用してきました。

彼はTwitterで自身に批判的なツイートをRTします。よく、彼自身の発言も炎上しています。しかし、「炎上商法・炎上マーケティング」と笑顔で公言しています!笑

自分がどのような人間か、どのようなアーティストなのかを自ら発信し伝えています。SNSなどを活用し、現代に合わせたセルフマネジメントが長くトップアーティストとして活躍している秘訣なのではないでしょうか。

ルイ・ヴィトンとの大コラボ

2002年、デザイナーのマーク・ジェイコブスの招待を受け、長期的なコラボを開始します。

ハンドバックシリーズのデザインを行い、ハイアートとコマーシャリズムの境界線をぼかした出来事として、大きな評判と名声を獲得しました。

世界だけでなく日本においても一般大衆層への知名度を上昇させました。

アーティストだけでなく社長もしている

2001年、村上隆は有限会社「kaikai kiki」を設立しました。この会社では若手アーティストの育成を主に行っています。

若手アーティストに対し、「密教的」なほどに危険な修行を行われているそうです(こわっ)。アーティスト自身の内面の深部を掘り上げるために村上と問答を繰り返しているそうです。安全面に対する配慮を払いつつ毎日行われているそうです。

他にもアートだけでなく、映画の制作、ギャラリーやカフェの運営を行っています。

パワハラなどで訴えられないことを願いましょう。

日本では不評も多い

村上隆の作品はアメリカでは大きな評価を得ています。しかし、日本では「オタクのアニメ・フィギュア文化を利用し偽った作品」だと不快感を示す人も多くいます。

また、アーティストだけではなく、起業家やプロデューサーという肩書きに対しての批判も多いです。

しかし、彼にはたくさんの企業やブランドからのオファーが絶えません。それだけ彼の作品には大きな影響力やインパクトがあり、魅力があるということが結果で証明されています。

kaikai kiki 倒産の危機!?

kaikai kikiは新型コロナウイルスの予期せぬ財政的影響により大打撃を受けています。

村上隆の芸術の自由の流れが止まってしまっています。

また、彼は「めめめのくらげ2 マハーシャンク」というプロジェクトの完成に9年にわたる時間を捧げました。しかし、このプロジェクトも断念することになりました。おそらく、想像もできない莫大なお金がかかったプロジェクトだと思います。「胸が張り裂ける思い」と村上隆本人も語っています。

いかがでしたか。初めて知る情報も多くあったのではないでしょうか。

ドラえもん展などのイメージも強い村上隆ですが、ユニクロやルイ・ヴィトンなど、大企業とのコラボも絶えません。

会社の危機に直面している現在、彼独自のユーモアな表現で乗り越えて欲しいです。

今後の村上隆には大注目しましょう!

さらに詳しく知りたい方は下記の記事をご覧ください。

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