レオナルド・ダ・ヴィンチとは一体どんな人?

レオナルド・ダ・ヴィンチ(Leonardo da Vinci)は、イタリアを代表する芸術家です。古典文化を復活させる試みで有名なルネサンス期の世界を過ごしました。

日本では『ダ・ヴィンチ』と呼ばれることも多いレオナルド・ダ・ヴィンチですが、これは『ヴィンチ村の出身』という意味で、名前を表すには『レオナルド』と呼ぶ方が正しいかもしれません。

そんなレオナルドは、『ルネサンス方万能人』と呼ばれるほど、音楽、建築、数学、幾何学、解剖学、生理学、動植物学、天文学、地質学、地理学、物理学、光学、力学、土木工学など様々な分野で名前を残しています。そんな彼の容貌はとても美男子だったそう。。。(非の打ち所がありません)

いろんな分野で名声を轟かせていたレオナルドですが、やはり最も評価されている分野はアートでの分野。『モナ・リザ』や『最後の晩餐』は、日本はもちろん、世界中からも世界的な名画として知られています。

世界的に評価されているアーティストとしては珍しく、彼の作品は15点ほどしか現存されていません。彼は完璧主義者であり、また1つの作品を完成させるのに多くの時間をかけたことからこのように言われています。

彼の作品数はとても少ないですが、彼の作品はもちろん、彼のイラストや、彼の手帳でさえも後世のアーティストに多大な影響を与えており、やはり世界に多大な影響を与たアーティストである、と言うことができます。

彼の生涯と作品たち

師匠にも勝ってしまうレオナルド

レオナルドの幼少期についての文献などはほどんど残っておらず、様々な憶測の元になっています。

確かなのは、1452年4月15日(ユリウス暦)の日没3時間後に、イタリアの中部に存在するトスカーナという街に生まれたという事ぐらい。。

14歳になったレオナルドは、当時その国で最も素晴らしいとされていた工房を経営していた、ヴェロッキオという芸術家に弟子入りしています。その中には当時有名だった芸術家がたくさん。レオナルドはそんな中に紛れて、芸術面はもちろん理論面においてもどんどん成長していきます。

当時作品を作り上げる過程は今とはちょっと変わったモノ。工房に依頼された1つの作品に対して、その工房にいる画家が分担作業で作品を作り上げていきます。

その中、その工房に1つの仕事が舞い込んできます。それがレオナルドの有名な作品の1つでもある『キリストの洗礼』

工房の経営者であるヴェロッキオ師匠と、弟子レオナルドの2人で作品を作り上げてきます。レオナルドが担当したのは、キリストのローブを持つ2人の天使たち。

ですが、そのレオナルドの技量があまりにも優れていたため、ヴェロッキオは2度と絵画を書く事がなくなったといった逸話があるくらいです。

「絵画 “も” できるレオナルド」

成長したレオナルドの人生は波乱万丈かつ天才的。

同性愛の嫌疑(当時では罪となっていた)をかけられて牢屋に入れられたり、師匠ヴェロッキオの元からも去ります。

絵画の制作を試みるも、途中でやめちゃったり。

レオナルドが14歳の頃に書いたとされるデッサン

30歳になると転機が訪れます。

どうやら有名なシスティーナ礼拝堂の装飾にたくさんの腕利きの画家たちが集められるみたいです。しかし、レオナルドには声が掛からず・・・

そんなレオナルドは責任者に手紙を送ります。

レオナルド・ダ・ヴィンチの推薦状(1482年)

(1) 小生、きわめて軽く、頑丈で携帯容易な橋梁の計画を持っています。それによって敵を追撃することもできますれば、時には退却することもできます。

(7) 同じく、堅牢で攻撃不可能な覆蓋戦車を制作いたしましょう。それは砲兵をのせて敵軍の間に突入しますが、いかなる大軍といえどもこれに出あって壊滅せざるはありません。

(9) 大砲の使用が不可能なところでは、投石機、弩砲、弾石機その他在来の品とことなり、驚くべき効力のある器械を組立てるでしょう。

(10)平和な時には、建設や水道工事の才能を生かして建物を作ったり、大理石やブロンズの彫刻を作ったり、絵画も書く事ができます。

杉浦明平訳『レオナルド=ダ=ヴィンチの手記』下 (一部)

ここで送ったのは今でいう職業推薦状のようなモノ。特筆すべきは、当時レオナルドが全く経験してことのない軍事面について言及していることです。しかも誰も考えたことのない戦車のようなモノまで考え出しています。(しかも細かく!!)
一番彼がキャリアを持つ絵画については、『もし暇なら絵もかけるよ〜』程度です。

当時のイタリアは戦争中だったので、絵画の面より軍事面の方が評価されると踏んだのでしょうか。しっかり時代の背景を汲み取って、レオナルド自身経験したことのない軍事面を武器に見事採用を勝ち取っています。

軍事技術者としてのレオナルド

それからはミラノ公国に滞在。

そんな彼は様々な仕事に従事。絵を書くことはもちろん、彫刻を作ったり、パレードで使う山車の準備などもしています、

そんな彼は、あの有名な作品・『最後の晩餐』を書き上げます。

1499年に第二次イタリア戦争が勃発し、ミラノ公国はフランス軍に破れ、レオナルドはヴィネティアへと避難します。レオナルドはこの際、フランス軍からヴィネティアを守る軍事技術者として雇われています。

有名なヘリコプターの原型を作ったり、パラシュートの原型のようなモノを作ったりと様々です。

それから3年後に故郷へ帰り、そこでもまた軍事技術者として働いています。

そこでは、敵の攻撃から耐えうる要塞の設計を書いたり、地図を作ったり。この地図は軍事戦略上とても役に立ったみたいです。

軍事技術者としてのキャリア一辺倒のように思えますが、もちろん画家としての活動も行っています。

様々な作品を年月かけて描き上げ、芸術家としての地位も確かなものにしていきます。

世界的大作『モナ・リザ』もこの頃に描かれた作品です。

ヴァチカンいて晩年を過ごしたレオナルドは、1519年に他界。この世にたくさんの作品と功績、そして発明品を残してこの世を去ります。

一体ダヴィンチの何がすごいのか??

天才と称されるレオナルド・ダ・ヴィンチ。そんな彼は一体何がすごいのでしょうか?

そんな彼の凄さは4つに集約する事ができます。

ダヴィンチ=パーフェクトヒューマン

なんと言っても彼の凄さは絵画の分野だけに功績を残しただけではなく、様々な分野で多大な功績を残しています。

彼が生きている間で実際に完成されたものは少ないのですが、ヘリコプターの原案や、戦車や水中の中でも戦える水中スーツなどを考案しています。

他にも、パラシュートや後の経済を支えることとなる自動糸巻器を開発していたりと様々なモノを作り出しています。

太陽エネルギーや計算機の理論、二重船殻構造の研究やプレートテクトニクス理論の研究も行っており、絵画だけにとどまらず、たくさんのモノを研究し、今日にいたる上で多くのモノを考案しています。

他にも建築物を手掛け、当時の最先端の技術でたくさんの機械やカラクリを作成し続けます。

また解剖学にも精通しており、そのスキルを人物画などにも生かしています。

洋画の基礎の1つを構築する

レオナルドダヴィンチの絵画の特徴の1つに『スフマーフ』という技法があります。

イタリア語の「煙」を意味するfumoという単語からきており、「くすんだ」とか「薄れる」という意味を表します。

これは、絵画を「ぼかす」技法のことです。

当時の絵画のスタンダードは境界線をしっかりと描き出すこと。しかし、自然界に境界線などないと言い張るレオナルドは、服のしわや滑らかな質感を出すために境界線を使うことなく、陰影の写り変わりでそれを表現します。

『数学的』なアート

レオナルドの作品は全て、数学的に説明できます。

例えば、世界的名画の『モナ・リザ』は黄金比を用いているとされています。

黄金比(おうごんひ、英語: golden ratio)は、

の比である。近似値は1:1.618、約5:8。
線分を a, b の長さで 2 つに分割するときに、a : b = b : (a + b) が成り立つように分割したときの比 a : b のことであり、最も美しい比とされる。貴金属比の1つ(第1貴金属比)。

wikipedia: 黄金比

つまり、人が問答無用で好むデザインだということです。

この黄金比の理論が公に広まったのは1800年ごろ。15世紀、16世紀を生きていたレオナルドの時代よりかなりの未来です。

レオナルドは、そんなデザインを過去の人気の絵画のパターンの中から見つけ出したのでしょうか?

『モナ・リザ』はもちろん、他のさまざな作品にも黄金比は用いられ彼の絵画はたくさんの人々を魅了しています。

画家×天才

画家としてのキャリアはもちろん、他の様々な分野にも多大な功績を残りしているレオナルド・ダ・ヴィンチ。

彼の作品は500年以上たった今でもたくさんの人々を魅了し続けています。

間違いなく世界で最もすごいアーティストのうちの1人ですね。

彼のような多才な能力を持つアーティストは今後生まれてくるのでしょうか??

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