全3回でお届けしました、あなたの周りに潜む隠れ名画のご紹介。

最終回である今回は、ちょっとおしゃれなバーや、カウンターでお酒を出してくれるお店などで見かける名画をご紹介します。

シンプルな色彩で描く


アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック『アンバサドールのアリスティード・ブリュアン』1892年
(Photo by パブリックドメイン美術館)

少しキリッとしたお顔をした男性が描かれたこちらの作品は、1800年代にフランスで活躍した画家アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレックの作品です。


ネイビー色のアウターと赤いマフラー。そして背景に黄色い壁があり、右側は夜のような印象を受ける紺色の背景と、黒い人影が見えます。こちらの作品に使用されている色数は少ないですが、それぞれの色味が引き立て合うように描かれた作品です。

描いたのは、伯爵家出身の画家

アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック、通称ロートレックは、伯爵家に生まれました。幼少期は、家中からとても可愛がられていましたが、10代のころに両足をそれぞれ骨折したことから、脚の成長がとまります。その頃から父親に疎ましく思われるようになり、孤独な青春時代を過ごしました。

社会的弱者として共感し、作品に込める

身体障害者として差別を受けていたこともあったロートレックは、社会の底辺に身を置く、キャバレーの踊り子や歌手、娼婦たちと共感し合うようになります。

そうして次第に入り浸るようになっていったのが、パリのモンマルトルにあったキャバレー、ムーラン・ルージュです。ロートレックは、このムーラン・ルージュのポスターなども手掛けています。

今回ご紹介した作品、『アンバサドールのアリスティード・ブリュアン』のモデルを務めているのも、ムーラン・ルージュで歌っていた人気歌手だったそうです。

この他にも、ロートレックは多くのダンサーの舞台上で踊る姿や歌う姿の他、楽屋で見せる着飾らない姿なども描いています。


アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック『アンバサドールのアリスティード・ブリュアン』1889年
(Photo by パブリックドメイン美術館)

私たちがちょっと意識するだけで、様々なお店で作品は飾られています。「美術館などに足を運ぶのは、ちょっと緊張するな…」と思われる肩は、立ち寄ったカフェやバーなどで、気軽に作品を楽しむところから始めてみましょう。





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