アートに興味のある方であれば美術館の期間限定の展示や、企画展を鑑賞しに定期的に美術館を訪れますよね。

そこで鑑賞する美術作品の繊細なタッチ、絵画の絵の具の鮮やかな色、筆の躍動感伝わる凹凸、彫刻物の立体感あふれる陰影・・・

今回は、美術作品それぞれの持つ個性と美しさに感動するためにとても重要な役割を果たしている照明について「美術館の照明は魔法のライト?作品が美しく見える高演色な光」をテーマにご紹介していきたいと思います。

はじめに -演色性とは-


演色性とは、太陽光と比較して物を見たときに、色の見え方を表現する言葉です。

太陽光の下で物を見た時と似た色の見え方をする照明を「演色性の高い照明」と言います。

(果物や野菜などを太陽光の下で見るとカラフルで美味しそうに見えますよね。太陽光に近い光の照明=演色性が高い照明)

美術館の照明は演色性が高い


美術館などの作品展示施設では、美術作品本来の色を適切に表現するため高い演色性を持つ照明が求められます。
そのため多くの美術館では高演色性の照明が使われていることが多いです。

そして美術作品に対して考えなければならないことは見え方の問題だけではなく、美術作品の劣化を防ぐために照明器具から放出される熱や紫外線の少ない特殊な照明を使う必要があります。

しかし近年ではLEDの普及により、蛍光灯に替わりLED照明に置き換えられている美術館が多いです。
※LED照明は紫外線放出量が少なく熱の放出も小さいため、美術作品の劣化を低減することができます。

演色性が高ければ良いというわけではない


記事の初めにも触れたように美術作品には「それぞれの持つ個性と美しさ」があります。

全ての美術作品と呼ばれるものが太陽光のような明るい照明の下で美しく映えるわけではありませんよね。
美術作品をどのように見せたいのかというところで設定する照明の演色性の高さも変わってくるので、一概に演色性が高ければ良いというわけではありません。

照明での見せ方については展示企画に合わせて学芸員にゆだねられるそうで、また、若い方ははっきりした強い光を好み、年齢が上がるとやわらかい光を好むというようなデータに基づき館内の雰囲気を客層に合わせたライティングにしている施設もあるそうです。

こだわりの光で毎日の色を鮮やかに


いかがでしたでしょうか。

美術館に何度も行ったことがある方でも照明のことを気にしたことがある方はほとんどいないのではないでしょうか。

私も特に美術館の照明を見て「これは演色性の高い照明だ」と思うことはありません(照明を見ない時の方が多いです)が、このことをなんとなく知っていることにより美術作品がより輝いているように感じることができます。
赤色はいつもよりも鮮やかに、青色には深みがあるような気がします。

ぜひ次回美術館を訪れる機会がありましたら演色性の知識を踏まえて、美術鑑賞を楽しんでみてください。

そして「こだわりの光で毎日の色を鮮やかに」とあるように、演色性の高い照明はオフィスや一般住宅でも取り扱いができるので、
他の人よりもワンランクこだわったライティングがしたいという方はぜひ演色性の高い照明を日常に取り入れてみてはいかがでしょうか。


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