2018.10.06 更新

香 夕貴 インタビュー

香夕貴,アーティスト,インタビュー
アパレル業界で働く両親の元に生まれる。自身も被服の大学を卒業後、3年半アパレル販売員として勤務。退職とともに油画を本格的に勉強し、創作活動を始める。現在はデザイン関係の仕事をする傍、作品の制作を行う。
影響を受けた作家:ルネ・マグリット、サルバドール・ダリ
Instagram:https://www.instagram.com/koh__yuki/

見えている現実よりも「感情を持った現実」を描く。
「”見えていない現実”が好きなんです。絵でしか描けない角度や、絵でしか描けないものを作品に取り入れるようにしています。」現実ではありえない形状や角度、そんなものに強く惹かれるという。
香さんの作品もまさにその要素を持っていて、その「感情を持った現実の世界」に隠された設定やエピソードを、知れば知るほどに引き込まれた。


▲「三つ編み」香 夕貴

▲「ヒトトシゼン」香 夕貴

「作品を描く時は、考え詰めて描くことが多いですね。そこにある感情だったり気になったことをテーマにして、それを考え詰めて考え詰めて、試行錯誤しながら描きます。結構ダークな感じです(笑)」
例えば『ヒトトシゼン』という作品。「自然破壊」という言葉があるように、まるで人間が上に立っているような、その考え方が嫌だと香さんは話す。
「人間は自然に敵わないことを忘れないで欲しい。」この作品には、そんなメッセージが込められていた。
非現実な描写がありながらも、現実にある問題に訴えかけるメッセージが込められていたりもする。そんなメッセージを知ることが、香さんの作品をもっと好きになるきっかけになった。「見えている現実よりも、感情を持った現実を描きたいなって。描きたいものは、まだまだ溢れているんです。」そう話してくれた。
編集後記
香さんの作品エピソードを聞くのは、とても楽しく興味深かった。その世界は、香さんの言葉通り「現実よりも現実」。考え詰めて考え詰めて描くというのも、また香さんならでは。もっともっと私の知らない色んな世界を、香さんに見せて欲しいと思った。
香さんの作品はこんな場所に合いそう
喫茶店や、バーのような、落ち着いた空間にぴったりハマりそう。クラシックな雰囲気のサロンやショップにもおすすめ。見た目もエピソードも合わせて楽しんで欲しいです。
interview&text:miwo tsuji