2018.10.06 更新

岡本 竜也 インタビュー

岡本竜也,アーティスト,インタビュー
工業高校を卒業後就職。その間も絵を描いたり漫画を読んだりすることが多く、その中で友人や他のアーティストの姿に刺激を受け、自身も表現する側になろうと決意。仕事をやめ美術の専門学校に通う。思わず見入ってしまう独特な世界観の作品に注目が集まるアーティストである。
主な実績
・2015 3/9〜3/15 2kwギャラリーにてグループ展 [架空のうわさ] ・2013 第40回現代美術-茨木2013展 (茨木市立生涯学習センター/大阪)
・2011 第26回日韓交流作品展 絵画部門代表選出(大阪芸術大学芸術情報センター/大阪)
・2010 第37回現代美術-茨木2010展 (茨木市立生涯学習センター/大阪)
・2009 農林水産広告賞ポスター部門グランプリ受賞(/東京)
影響を受けた作家:ジョルジョ・デ・キリコ、アンリ・ルソー、尾形光琳、加山又造、水木しげる
Instagram:https://www.instagram.com/edonanai/

”大胆かつ情緒的な表現”とその”世界観”が、観る人の心に残る
芸術家には、自身の感情を作品にぶつけるという人がきっと多いと思う。けれど、岡本さんの場合はそうではない。
「僕の場合、絵は感情をぶつけるものというよりも、それよりも見た人がどう思うかってことが重要だと思っているんです。」独特の世界観で描く岡本さんの作品は、大胆かつ情緒的な表現が光る。一度観れば記憶に残る作品ばかりだ。
いい意味で「違和感」や「不安」な要素を感じて、その先の「物語」を想像してみたくなる。
「ん?って引っかかることだったり、言葉だったり、ふと見つけて感動した瞬間を絵にすることが多いですね。言葉で説明できないから絵にしている部分もあります。自分とは違う生き方だったり、自分にはできない生き方をしている生き物とかにも惹かれて、描きたくなることが多いですね」


▲「うつつの殺し」岡本 竜也

▲「自分で自分を守る夢」岡本 竜也

現在は、仕事をしつつ作品を描く岡本さん。過去には一度、仕事をやめ美術の専門学校に通った経験も。
「その頃は、常に絵のことだけを考えていましたね。自分は周りと同じ努力じゃダメだと思って、かなりストイックな感じでした。」そんな時期を経て現在の岡本さんがある。
「絵だけで食べていきたいとは思ってないんです。そもそも食べていける人は少ないとは思うけれど、こんな絵を描いてとかだったり、絵を仕事にすることで自由に描くことができなくなるかもしれない。せっかく自由になりたくて絵を描いているのに、不自由になってしまう。」だからこそ、仕事は仕事、絵は絵と、分けて考えているという。なんだかすごく岡本さんらしい。
今後は自身が仕事で身につけた機械的な技術を活かして、立体作品も作ってみたいと話す。
”岡本さんだからこそ作ることができる”そんな作品が今後もたくさん生まれていきそうだ。
編集後記
岡本さんならではの世界観はどこか悲しくも美しく、グッと引き込まれる。何かを訴えかけているように思えたりもして、ついその先のストーリーを想像してみる。岡本さんが「一人一人の解釈で、”こんな風に見えるから私はこの絵が好き”と言える世界になってほしい」と話していた。まさにそれだ。
岡本さんの作品はこんな場所に合いそう
観た人の記憶に残る作品だから、多くの人に観てもらえる場所に。ふと観て何かを感じるのもいいし、人と意見をかわすのもいいと思います。和テイストの空間にハマる作品が多いのも1つの魅力ではないでしょうか。
interview&text:miwo tsuji