2018.10.06 更新

七海 壽 インタビュー

七海壽,アーティスト,インタビュー
絵を描いていた祖父の影響で、幼少期から芸術に触れる。その後大阪芸術大学美術学科へ入学し、芸術文化研究科・博士課程を修了。数多くの個展やグループ展などを経験し、現在は自身の趣味でもある武道などと両立しながら、制作活動を行う。
主な実績
・「七海壽展」彩鳳堂画廊 東京(2007年6月)
・「七海壽・伊藤雅史 二人展」新宿高島屋10階美術画廊(2007年8月)
・「-華さか小僧-七海壽 洋画展」名古屋松坂屋本店6階美術画廊(2009年1月)
・「ART TAIPEI 2008」(2008年8月)
・「SHANGHAI ART FAIR 2008」(2008年9月)
その他個展及びグループ展など
影響を受けた作家:手塚治虫、棟方志功、ジュリアン・オピー、ポール・モリソン、バリー・マッギー
Instagram:https://www.instagram.com/kotobukinanami/

愛らしくも力強いキャラクターから「武道の心」を知る
愛らしい表情を見せるキャラクターと、和の雰囲気が特徴的な七海さんの作品。
漫画やアニメのような親しみやすいタッチは、年代を問わず愛される。
その画風のルーツを辿ると、こんなエピソードがあった。
「幼い頃に祖父から絵を習っていたのですが、祖父は”絵はデッサンから”という人だったんです。なので僕自身、クラスの友達が漫画とかを描いているのを、密かに羨ましく思っていたんですよね。そうだったからこそ、デッサンとかそういう絵に行き詰まった時に”漫画の方にいってみよう”って思って。」


▲「風流と水流を感じる」七海 壽

▲「白兎」七海 壽

そんな七海さんは、自身の作品のテーマとして「平和」や「人間の心」「和の心」「禪」などをあげている。どれも、まさに!という感じで納得である。
「最初の頃は、叫びとか”鼓動”とか、パッションのようなものをテーマにしていたんです。世界情勢とか平和とかを意識し始めたのは、自分に子供ができてからですかね。こういうものを守っていきたいという気持ちからだと思うんですけど、それと同時に武道を始めたのがとても関係していると思います。
武道って争う技術だけど、その中でも日本の武道っていうのは、そこから突き詰めて「和」を求めて行くって考え方があるんです。」そんな武道の考えに共感し、それを広めていきたいと感じたことからも現在のテーマがあるそう。
「落ち込んでいる人やネガティブな気持ちになっている人にも、作品を観て元気になってもらったり、心を落ち着かせてもらえたら嬉しいですね。」そんな力強さやエネルギーを感じる作品たち。近くにおけば「可愛いけど頼りになる」そんな大切な存在になるはず。
編集後記
子供から大人までが手に取りやすく親しみやすい、ポップで可愛らしい色合いやキャラクター。
そこに合わさる「和」と「武道」の心。今にも動き出しそうなキャラクターたちは、色々な人に前向きな気持ちを与えてくれそう。
七海壽さんの作品はこんな場所に合いそう
和の雰囲気漂う作品は、和風な飲食店はもちろん、個人宅の和室にも。武道に関わる施設や子供の多い施設にもぴったりマッチしそうです。
interview&text:miwo tsuji