こんにちは!CasieMAGライターのKenyaです!

いつもはこんな感じの真面目な記事を真面目に書いています。

今日のテーマは、
『アメリカに行ってわかった向こうのアート事情(ギャラリー編)』

僕は、夏休みを利用してサンフランシスコへ行っていたんですよね。その中でたくさんアートに触れてきたわけです。

そんな中、いろんなアートやアーティストに触れていく中で、わかったことがたくさん!

やっぱりアート先進国のアメリカとアート後進国の日本(?)とはえらい違いです。

今回は行ったからこそわかる、アメリカのアート事情をまとめてみました。

1. ギャラリーは3種類?!

アメリカにはギャラリーがたくさん。

1つのストリートに1つ以上のギャラリーが存在します。

たくさんのギャラリーがあるアメリカですが、向こうでは3種類のギャラリー存在します。

1つ目は高級ギャラリー。

見るからに高級そう・・・

場所は観光客や多くの人が集まりやすい一等地。

作品は世界各国からたくさんの作品が集まっています。中には、知ってるかも!となるようなアーティストの作品もあったり。

基本的には、セカンダリー経由で流れてきた作品や、著名な現代アーティストが作成した作品が数多くあります。

作品のクオリティはどえらいお高め。値段ももちろんお高め。30万円以上の値段を貼るものが基本です。

お客さんは、「観光のついでにきてみたんですけど・・・」みたいな人が多め。購入する気満々できてた人は少数派じゃないかと思います・・・。

2つ目は、いわゆる“普通の”ギャラリー。

僕がお邪魔したのは、STUDIO Galleryさん

こちらはタイプのギャラリーはプライマリー方式。アーティストが作った作品を直接ギャラリーに持ち込んできて、そちらをギャラリーで販売します。

アーティストは各ギャラリーと専属契約みたいなのを結んでいて、ギャラリー経由で作品を販売します。

アメリカではここのギャラリーがとっても多め。街のいたるところにこのタイプのギャラリーが点在します。1つ地区があったら、そこの地区に1つ以上のギャラリーがあると思われます。

基本的に売り上げはギャラリーと折半ですね。中にはギャラリーが30%ぐらいのところもあったり。各ギャラリーによって違うみたいですね。

作品の平均値はだいたい、5万円から6万円ぐらい。中には20万円をこえる作品があったり、5千円で購入できる作品もあったり。バライティ豊かな作品が揃っています。

カックイイー作品

僕がこのタイプのギャラリーにお邪魔した時にもたくさんのお客さんが来られていて、アメリカにおけるギャラリーの存在感を感じることができました。

3つ目は、コミュニティーギャラリー

CITY ART Cooperative Gallery

アメリカには貸し画廊の文化はないですが、このコミュニティーギャラリーが日本の貸し画廊にちょっと近いかもしれません。

ここのギャラリーは作品を受け入れているのではなく、アーティストへギャラリー内の壁を有料で貸し出しています。

どれくらいの値段なのかは教えてくれませんでしたが、「affordable price for artists (アーティストがちゃんと払える値段)」とおっしゃっていました。

だいたい3万円ぐらいあればそこそこのクオリティの作品を購入することが可能です。

$275 だいたい3万円ぐらい
$285 これもだいたい3万円ぐらい

2. 意外とアーティストは少ない?

アーティストのイメージ

たくさんのアーティストがいるイメージのアメリカですが、活躍しているアーティストはそこまで多くはないのかもしれません。

一般的には、日本でアーティストがアートで成功しようとすると、画廊パトロンを見つけて、アーティストとして成功するまでのキャリアを援助してもらいながらアート活動を行います。

日本では、画廊やパトロンの傘下に入ることのできるアーティストは志望するアーティストの約20%ぐらいだと推測しています。(Casie調べ)

そのギャラリーやパトロンの傘下に入ることのできないアーティストは趣味画家と呼ばれ、自分で貸しギャラリーをレンタルして個展を行ったり、SNS上で作品を販売していたりします。

では、アメリカではどうアート作品の流通がなされるのでしょうか?

ギャラリーのオーナーさんやたくさんのアーティストの方にお話を伺っていく中で、向こうの状況が見えてきました。

たくさんのアーティストが成功していそうなアメリカですが、日本とは本質的なアート業界の構造は変わりません。

基本的な構造は日本とさほど変わらない

アメリカののアーティストも、アーティストとしてキャリアを築くには、ギャラリー専属のアーティストになったり、パトロンから支援を受けてアート活動を行うのが基本です。

しかし、簡単にギャラリーやパトロン傘下のアーティストになれるわけではありません。

アメリカのギャラリーでは、各アーティストをフィーチャーするために作品を1ヶ月おきにギャラリー内を模様替えします。

1月は〇〇さん、2月は△△といった具合ですね。

僕がお世話になったSTUDIO Galleryさんでは、Greg Gandyさんの作品がフィーティーされていました。

このサイクルは一年を通して行われますから、ギャラリー側としてはギャラリー所属のアーティストは少なくても12人、多くても20人ぐらいで十分なのです。

そのため、ギャラリーに所属したいアーティスト全てをギャラリー側が受け入れることはできず、結果としてアーティストの数が供給過多になってしまいます。

(でも日本と比べてギャラリーの数はとても多いです)

話を聞いていくと、アーティストの中でもギャラリーに所属できたり、パトロンを見つけれる全アーティストのなかでも5%ぐらい。日本に比べてもとても数字が小さいです。

日本では、貸しギャラリーなどで自分の個展を開くことができますが、アメリカではそんな文化はありません。

日本では、貸しギャラリーを用いて個展を開くことが一般的

インターネットで作品を売ったり、アートフェスティバルで作品を売って陽の目を待つアーティストもいます。中には、自分で販売するのが難しくてアート活動をやめてしまう人も多数いるそうです。

もちろんアーティスト全体の母数が違うので、「アメリカのアーティストは少ない!」とは言い切れませんが、そこを考慮に入れても、日本よりちょっと多いぐらいではないでしょうか。

3. ギャラリーの立ち位置

アメリカでのギャラリーの立ち位置は、完全にディーラーとしての役割です。

というかむしろ、向こうのアーティストはギャラリーのことをギャラリーと言わずにディーラーとすら呼んでいます。

日本のギャラリーや画廊では、アーティストの育成に重きを置いているところも多くありますが、あちらのギャラリーではそのような文化はありません。

向こうのシステムは完全にシステマティック。

アーティストが作品を作り、ギャラリーがそれを販売するチャンネルを持っている。みたいな感じです。

いわば、自動車工場とその販売店のような印象。

自動車工場やアーティストは車を作るし、作品を作る。販売店やギャラリーは車を販売するし、作品を販売する。

お互いがお互いの力量を信じていないと、自分の作業に集中できませんよね。

そんな風なアートの業界が垣間見えます。

また、びっくりしたのがギャラリーとアーティストの関係。

僕が、直接ギャラリーにお邪魔した時に、一人のアーティストが作品を持ってきたのですが、その時の情景がすごく印象的でした。

ギャラリーとアーティストというと、日本では師弟関係みたいなイメージ。

なんかよくわからないけど、ピリピリした雰囲気があるのじゃないかなってイメージがします。

でも今回遭遇した場面は全くの逆。

3年ぶりに親友と偶然出会った?!みたいなテンションで、お互いに肩を叩いてワーキャーワーキャー言っています。

なんなら、本当の友達なの?みたいな感じです。

値段の付け方1つ見てみても、お互い楽しそうに決めてます。

「この作品、500ドル(5万円ぐらい)で売れると思う?」

「いやー、ちょっときついでしょ。400ドル(4万円ぐらい)にしよー」

みたいな具合ですね。

ビジネスパートナーよりもベストフレンド?みたいな関係です。

ちなみに持ってきた作品はこちらでした・・・(反応に困る)

4. ギャラリーの数がとても多い!

ギャラリーに所属することのできるアーティストの割合は日本よりも、とても少なめ。

でも、ギャラリーの数自体はとても多いです。

赤ピン全てがアートギャラリー

サンフランシスコだけをとってみても、これだけのギャラリーがこれだけ点在します。

GoogleMAPに載っていない小さいギャラリーも、これの2、3倍あります。

1つでかいストリートを歩いていると、1つ以上はギャラリーがあるのかな?と言った印象です。

途中、Lyftで拾ったドライバーのおばちゃん曰く、「アメリカ人は1つくらいはお気に入りのギャラリーを持っているのよ」とのこと。

アメリカ人にどれだけアートが根付いているのかを実感することができますね。

BLICK art materials
アメリカで1番の画材屋チェーンです

ちなみに、画材屋さんはこんなにも大きかったり。(このサイズ感わかるかな?)

場所もサンフランシスコの一等地。どれだけアートが身近に存在するかわかりますね。

さ い ご に

アート先進国のアメリカにはギャラリーがたくさん。また、そのギャラリーの中にも3つの種類に別れています。

そしてギャラリーの数がたくさん。1つの地区に必ず1つ以上のギャラリーガあるイメージですね。

また、日本とアメリカのギャラリーの構造や、アート作品が流通するシステムもほとんど同じですね。

規模も流通量も日本とは全然違いますが、構造自体はとても似ていますね!

アートが身近にある国・アメリカ

ギャラリー1つとっても様々なことを見つけれることができました。

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