アトリエカシエ 〜NIM〜あの作品はどう描かれる?

「アトリエカシエ」はCasieアーティストの制作部屋を、こっそりのぞき見しちゃう連載。今回は、NIMさんが登場。普段は、なかなか見ることのできない制作プロセスや、アトリエ、画材などを紹介してもらいました。


NIM
台日藝術博覧会2019での展示や、フランス・パリ「サロン・ド・アール・ジャポネ2019」 グランプリなど、多くの実績を持つ実力派アーティスト。ホオズキをモチーフにしたシリーズを代表作とし、Casieでも人気を集めるアーティスト。


STEP1:下書きと玉の部分

まずは、ホオズキの下書きからスタート。鉛筆で、キャンバスにアートラインを描いた上に、背景の色を、ムラがなくなるまで塗り重ねていきます。そのあとは、真ん中の点。弾けるようなイメージで、細かく打っていきます。


STEP2:主な輪郭を描く

次に、ホオズキの輪郭を下書きに沿って絵の具で描いていきます。全ての輪郭を描き終えたあとはフリーハンドで大小さまざまな丸を描いていくのですが、この作業が結構大変で(笑)。綺麗なバランスで丸が描けるように、集中力が必要です。


STEP3:葉脈をひたすら描く

ゴールドの絵の具を使ってホオズキの葉脈を描いていきます。これもフリーハンド。大きめの作品だと、数日間かけて描きあげます。葉脈の細かさを変えることにより遠近感をつけて、ホオズキに「奥行き」が出るようにしています。


STEP4:全体の仕上げ

ホオズキ全体が仕上がったら、ホオズキの周りにある、弾けた玉を打っていきます。遠くから眺めて、全体のバランスを見ながら打つのがコツ。最後は、キャンバスのサイド 4面にピンク、クギにはゴールドを塗って完成です。


\完成した作品はこちら!/

《ホオズキ【passion-花】》NIM

使用画材:キャンバス、アクリル絵具


ホオズキは枯れると葉脈だけ残って、中身の「実」の部分が、全て丸見えになるんです。この状態が「真実」を表しているんじゃないかなと思い、モチーフに選びました。中でもpassionシリーズは、「心の解放」を表現したシリーズ。色違いで光、火、木、水もCasieでレンタルできます。


\NIM's Room/

普段は、自宅で制作しています。色々な画材を使いますが、ずっと愛用しているターナーのアクリル絵具「FINE GOLD DEEP」は、ホオズキシリーズに欠かせない存在。質感や反射具合、密着性などが気に入っていて、葉脈などを描く際に使うことが多いです。